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私の腹膜がん(卵巣がん)の経緯や治療歴(時系列まとめ)

ここでは、私ががんになった経緯や、どんな治療をどれくらい行ってきたか、などを時系列でまとめてみました。

術後や治療中にイレウスも発症したので、初発治療は少し長引きました。
また、受診して割とすぐ、ステージ4期の進行がんであろうことは言われていたのですが、確定診断までも少し時間がかかっていると思います。
既にあちこちのリンパ節が腫れていたので、開腹手術を避け、
鼠径リンパ節から生検して、確定できたケースです。
タキソール(パクリタキセル)は初回数分でアレルギー反応が出てしまい
タキソテール(ドセタキセル)に薬剤変更もしています。

腹膜がんは卵巣がんと治療内容は同じです。
実際、しばらく卵巣がんとして治療していました。
なので現時点で少し説明しづらいのですが…💧
きちんとわかりましたら追記します。

1.がん の前触れ

2017/前半・生理周期が徐々に早まったと感じるようになる。
・5月に腹痛、腹部膨満感で内科クリニック受診
→胃腸薬で様子見していたが生理が来て治まったので、生理前痛だったのだと自己診断し通院せず
・6月より生理が来なくなる。
・7月頃より弱い下腹部痛時々有り、倦怠感が強くなる。
→生理前痛がやっと来たのだと思い、生理を待ってみるがなかなか来ない。
次第に下腹部痛が継続的になり受診を決意する。

2.受診から確定診断まで

2017/8月
・婦人科クリニック受診
→子宮筋腫、腹水指摘され大学病院紹介
(ちなみに、これまで子宮筋腫の指摘があったことはなかった)
・大学病院受診
→経膣エコー内診にて充実性卵巣腫瘍、腹水を認め、卵巣がん疑いとされる。

・CT造影検査、MRI検査、子宮体がん・頸がん検査、採血・採尿検査実施。
  
→卵巣腫瘍約15㎝、左右不明、多量の腹水、右胸に胸水を認める。
傍大動脈・左腋窩・両鼠径部のリンパ節の腫れ等認め
多発性リンパ節転移の疑い。
子宮がん検査では陰性結果のため、卵巣原発の可能性が高い。

2017/9月

・鼠径リンパ節生検手術(入院3日間)
→実は確定診断を出しやすい腋下リンパ節生検をすすめられたが、
乳腺外科の医師とのコンサルで、リスクの浮腫と全身麻酔の手術に尻込みしてしまい、部分麻酔でリスクの少ないこの手術を選択した。
もちろんこれで確定できなければ、また手術をしなければならない、つまり治療が延びる可能性があったが、結果としては術後のダメージが少ないまま、少し早めに抗がん剤治療に進むことができた。
主治医の第一提案に対してごねたのは今のところこれが最初で最後である。
確率としては最善ではなかったが、結果オーライである。

・確定診断、告知。

 卵巣がん鼠径リンパ節転移、ステージⅣb期
  組織型:類内膜腺癌


2017/10月
・化学療法開始(dose-denseTC療法+BEV)
(パクリタキセル+カルボプラチン+アバスチン)
→初回パクリタキセルでアレルギー出現、TC療法中止。

・DC+BEV療法(triweekly)に変更、開始
(ドセタキセル+カルボプラチン+アバスチン)


2018/2月
・DC+BEV療法 6クール終了

・CT造影にて腋窩、傍大動脈のリンパ節の腫瘍消失
  卵巣は6.5㎝程に縮小を確認→手術可能となる


2018/3月
・腫瘍減量手術(IDS)(入院21日間)

 子宮全摘、子宮付属器摘出
 大網切除、リンパ節郭清、腹膜切除
 大腸一部、虫垂切除、尿道カテーテル留置
 →目に見える残存腫瘍は無くなる。
  摘出した卵巣他、病理結果はすべて陽性
  腹膜播種

・術後、尿管がつまり、入院中尿道カテーテル留置あり。


3.治療(抗がん剤治療・外科手術)

2018/4月
退院後、術後癒着性イレウス発症のため緊急入院(25日間) 


2018/5月
術後化学療法(DC療法)開始
→イレウス発症のため、アバスチンは併用せず。


2018/7月
術後化学療法3クール終了(最終回のみ入院)
→基本的に抗がん剤治療は外来にて行った。
2クール目、カルボプラチンのアレルギーが疑われる反応が出たため、
最終回は念のため入院して行った。


2018/8月
・維持療法としてアバスチン単剤開始(15クール予定)
・アバスチン単剤初回の翌日、イレウス再発、入院(9日間)


2018/9月
・アバスチン続行


2019/3月 
時短勤務で職場復帰。


2019/7月
・アバスチン15クール終了


⇒初回治療終了

4.再発

2020/5月
・腫瘍マーカー徐々に微増し、基準値を超えたところで画像診断
→鼠径部や傍大動脈付近などのリンパ節腫大を認める。再発確定。

・水腎症を発症していたため、尿管ステント留置


5.再発から現在について

2020/5月より、DC療法を開始しました。
再発の前触れとしては、3月終わり頃に、2日間ほど37.1℃までの微熱がありました。
そこから徐々にだるさやむくみ、胸がむかつくなどの自覚症状あり。
ただ、これは水腎症による腎不全症状だったようです。
私の場合、まずリンパが腫れるという少し変わったタイプなのだそう。それが尿管を圧迫してしまい、尿が十分に排出されなくなってしまいました。これが出ていない筈なのに、夜中2回もトイレに起きたりしていたのでむしろ「トイレ近いなー」と思っていました。
前年末のCT造影検査では何も映っていなかったので、再発もあっという間に進むのだな、、と思いました。
ちょうど定期の診察が終わって間もない時から不調が出たのですが、
次の診察予約まで一月くらい様子見をしてしまいました。
時節柄、COVID-19の流行がなければもう少し早く病院に行ったとは思うのですが、今はなんとかステントが入って良かったと思うことにしています。

付記

それぞれ皆様の状況は違うと思いますので、それ以外の病気をご参考までに

【既往症・既往歴】
・アトピー性皮膚炎(現在ほぼ症状なし)
・アレルギー有(花粉症・食品・金属・?ラテックス)
 食品アレルギー(大豆)は2004年、成人してから発症。
・バセドウ病(2004-2012通院、寛解)
最近では
・2014/8 腎盂腎炎(薬物療法)
・2015/7 虫垂炎(薬物療法)
・2016/7 大腸憩室炎(薬物療法)

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花那
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