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自分自身がどう生きたいのか
どんなに愛してやまない家族がいても、
どんなに心を許し合った友がいても、
生まれてきた時と同じように、死ぬときは一人になる。
人は一人では生きていけない。
多くの人と関わり合いながら生きていくもの。
だけど、そんな人生の最初と最後は必ず一人になる。
それは、どれだけ人と共に生きていようとも、
最後に問われるのは「自分が自分の人生をどう生きたか」だけだということ。
今の社会はどうだ
世の中の価値観はこうだ
周りはみんなこうしている
ということばかりに心がとらわれていると、自分自身が見えなくなる。
だから、自分自身が本当に、
何がしたいのか
どうなりたいのか
どうありたいのか
という、自分自身と向き合うことは必要なのだ。
お金はあの世に持っていくことはできない。
あの世に持っていけるのは、自分自身が「どう生きたか」という思い出だけなのだ。
2018年公開の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の中で、進行性筋ジストロフィーという難病を抱えた鹿野靖明さんは、「俺にとっては一日一日が勝負なんだよ」と言われた。
鹿野さんにとっては一日一日がどれほど大切なものだっただろう。
だけど、病気でなくても人生の時間はあっという間に過ぎていく。
年齢を重ねれば重ねるほど特に早く。
どんな人にとっても、人生の一日一日は、とても貴重で大切な時間だ。
私たちが一日一日をどう生きるかで、未来も変わっていく。
そして、誰にでも、最後に自分自身と向き合う時がやって来るのだ。
その時に「いい人生だった」と思えるように、今という時を悔いなく生きたいと思う。