バケツの容量の決め方
脱力はすべてにまさると感じている。
たいてい緊張していたり、余裕がなくなると周囲の人に手間を取らせてしまう。
そういうときって、目いっぱいバケツのふちまで水を入れてこぼさないように運んでいるようなものだ。そんな状態の人に声をかけることなどできやしない。
バケツを大きくすることができないなら、水を捨てればいい。
もったいないじゃなくて、あきらめる。からっぽになったらもう一度運べばいいし、減った分だけ注ぎなおせばいい。
前向きなあきらめとは、自分に余裕をもたせることだ。
そういう脱力は人の話を聞く時だって、仕事だって、家族との時間だって、どんなときも必要だ。自分に入る水の量を覚えておく。それが無理をしないということなのだ。
容量がないなら、その分笑って何度でも運べばいい。バケツ一杯で運べる水の量は自分で決められるんだから。
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