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ナラティブコミュニティ

本拠地はコミュニティスペースと題していて、デジタルに強いのもあってオンラインとオフラインがミックスされて「本拠地ギルド」という人材バンクが出来上がっている。

困り事ももちろんくるけど、解決できるのは目的ではない。

お金で繋がる関係性とは真逆のところへシフトしている。

私で解決できなくても、こんな悩みがある人がいる、と分かれば誰かがそれを受け取って、掬い上げることができる。

最近読んだ「たびだち」という引きこもり家族会が発進する情報誌にまさにということが書いてあった。

・解決型一辺倒でやっていると、困難ケースが来た場合にお断りしてしまう。これは解決という成果主義が大前提だから起きる

・当事者は問題を解決してそこから解放されたいということを求めながら、一方でひとりぼっちは嫌だという思いがある

・解決型の支援とつながるだけでいいという支援、2つの支援の枠組みを頭の中にインプットしておく

・解決型では専門家が答えを握ることが多くなるけど伴走型では答えは関係性の間に生まれる

これ、ナラティブの本にも書いてあって「それぞれが持つ物語を否定しない」というのは私が好きな考え方だ。

そしてその答えを選び取るのも自分。

関係性を深めていく中で、答えにたどり着いて自分でそれを噛み砕いて生きる糧にしていく。

それが、自分の人生を生きるということ。

ジャンルで括ろうとすると「引きこもり」から脱した人や「発達障害」の診断が降りていない人、結局そういう枠の中に収まらないといけなくなってしまう。

共同、共生しながらあらゆる問題に一緒に取り組んでいけるような世の中にしていきたい。

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soratobunezumi@塩畑翔
茨城県水戸市にて2007年から個人事業に従事、2015年に独立。2021年にsoratobunezumi合同会社で法人化 4人の子育てをしながら泥臭く歩いてきたから分かることを発信/ 肩書なくつながるコミュニティスペース「本拠地」と「本拠地ギルド」の生みの親