「茶しばき」という言葉
みなさん、「茶しばき」って言葉使いますか
あるいはご存知でしょうか
「ちょっと茶でもしばこうか」
こんな風に使う(みたい)です。
お恥ずかしながら、私はこの言葉を知りませんでした。
「しばき」と言っても、「お前しばいたろかっ」のしばくではなく、
お察しの通り、
「お茶でもしよか」
の意味のしばくです。
何となく調べたところ、地域差があるらしく、
関西では何だか使う方が多いみたいですね。
私は横浜出身なのですが(神奈川出身と言わない謎のプライド)、
横浜に何十年と住みながら未だに強烈な京都弁を話す祖母を除いて、
あまり方言に触れることなく育ちました。
だからかわかりませんが、20数年生きてきて初めて、
この間「茶しばき」という日本語に出会いました。
きっかけはYoutubeである人のvlogを観ていた時です。
都内で何ともお洒落な生活を送るその人は、
休日に買い物をしたりカフェにいく様子をよくアップしています。
そんなvlogの中で、
「本日2度目の茶しばきはこちらで」
という字幕とともに、彼はいつもの如くお洒落な表参道のカフェに入り、
水出しコーヒーを注文しているのです。
が、
もう私の目はこの4文字に釘付け。
「茶しばき」
何でこんなにこの言葉に惹かれたんでしょう。
自分でもよくわかりません。
洗練されたモダンなカフェと、
この何とも渋さが溢れる日本語とのギャップでしょうか。
「茶しばき」
なんかよくないですか?笑
ちょっと使ってみたい気もします。
急に使ったら友達にびっくりされそうですね。
でも何だか日本語のシュッとした感じと
畳の上の、分厚いお茶碗に入った、濃い抹茶が連想されます。
「茶しばき」
・・・いいですね。
まだまだ知らない日本語はあるものだなと、
語彙力が増えた休日でした。
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