ビジネス書はスラスラ読めるけど、小説のページが進まない私が3日ほどで読了した本紹介
小学校4年生で目が悪くなり、メガネをかけはじめた時から図書室によく通うようになりました。
小学校はいろんなジャンルの小説を読んでいたけど、高校・大学になるにつれていつしかビジネス書や自己啓発本ばかり読むようになっていた私。
専門書ではない限り、文体は優しくて読みやすいし、はやいもので1日で読み終わるのがそれらの本の特徴です。読みやすいし会社でも役に立つし、読んでメリットがあるなと思っていたので、読んでいて気持ちがいいのが正直なところ。
そのため、中の世界を理解し状況を把握し、感情を読み取る必要がある小説は社会人になってからあまり読んでいませんでした。
最近本好きの友達に勧められて久しぶりに小説を読んだら、3日ほどで読み終わってしまった本がいくつかあったのでご紹介します!
結構有名なので、すでに知っている方もいるかもしれないですが、お付き合いください😊
1️⃣傲慢と善良
彼女が突然いなくなって、主人公は居場所を探すためにいろんな場所で彼女の過去とひたむきに向きあう物語です。
ベースは恋愛なんですが、田舎や現代社会での生きづらさや自分の思考の偏りに気づける本だと思います!
帯には「恋愛だけでなく生きていくうえでの痛みあらゆる悩みに答えてくれる物語」と書かれていて、確かに本の中に出てくる言葉は悩みや決断のシーンで思い出すものが多かったと思います。
通勤中や寝る前などひたすら没頭して読んでいた本で、小説をまた読み始めるきっかけになりました。
2️⃣噛み合わない会話と、ある過去について
またまた辻村さんですが、こちらは短編小説です。
自分が記憶していることは相手も同じような映像で、感情で記憶しているとは限らない。
自分は美しい過去として覚えていることでも、相手には思い出したくない・話したくない過去として記憶されているかも・・・
自分が日々何気なく発している言葉の重みについてや、自分のいいように思い込んでいないか考えさせられる小説でした!
短編なので、いきなり長編を読むのはちょっとという方はこちらから試してみてください!
3️⃣自転しながら公転する
こちらは『傲慢と善良』が面白かった!と本好きの友達に言ったらこっちも気にいると思う!と勧められた1冊です。
恋愛や仕事、病気になった家族全てに悩む32歳女性の話。
好きになった人との結婚は見えないし、仕事はうまくいかないし、そんな悩みが多い毎日をどう過ごしていくのか。
自分の決断に迷いながら、その決断を正解にしながら人は生きていくんだなと、自分だけが迷っているんじゃないだなと改めて知れる本です!
迷った時には支えにもなる本だと思います!
映画でも恋愛系を好んで観ているので、本もその傾向が出ていますが、何か気になった本があれば嬉しいです!
読んだらすぐ本を売ることが多い私ですが、これらの3冊は手元に置いておきたく、まだ本棚にいます:)
皆さんにも本との良い出会いがありますように