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美容師のお姉さんが魅せてくれた、素敵な働き方。

髪型を大きく変えずとも、髪を切った後は見た目の違和感がすごい。

カットの後、「こんな感じでどうですか~?」と美容師さんに尋ねられた時に、事前の要望通りだし施術自体には満足しているが、髪が短くなった自分の見た目に慣れないので「……あ、いい感じですー」となってしまう人は結構いるんじゃないかな。

でも、カット後にこの違和感を覚えさせない美容師さんと出会ったという話をします。

大学3年の頃、普段通っていた家チカの美容室でスネ夫みたいな髪型にされたことに失望し、新しい美容室をさがしていた。

ちょっと遠いが、学生平日限定でカット&シャンプー込み3000円!

コンテンポラリーダンスを踊るようなウキウキ気分で予約。当日は、とっても話しやすいお姉さん系の美容師さんが出迎えてくれた。

施術中は、音楽の話でいい感じに盛り上がった。そのうえ、わっしが汗かきであり、髪や頭皮に汗が付着していて不快にさせてしまうかもしれないと話すと、「そんなことをわざわざ気にしてくださるの初めてです!」とおだててくれる。

他にもお仕事トークとはいえ、おしゃれな美容師さんに色々褒めてもらい、すっかりいい気分になってしまった。

そして、先述のように仕上がりの違和感のなさに驚き、これはリピート確定だ!!と痛感した。不純な動機も含んでしまい、申し訳ございません。

ともかく、こうしてこの方指名でカットをお願いするようになったんだけど、働く姿勢が本当に素敵。

もちろん、「わたし、こんな風に働いてます!」と明言されたわけじゃなくて、話の節々から感じたということです。

例えば、「交際・結婚するなら同業者?異業種?」という話になったとき。

美容師さんなら休みなどを合わせるために同業の方がいいのかな?と思ったら、そのお姉さんは「同業だと仕事内容がわかってしまう分、相手の働きに関して『ああ、この人はこの辺適当にやってるんだ……』と気づけてしまうのが嫌なので、異業種」と答えていた。

こういった内容とか、あとは楽しそうに施術している姿とかから、このお姉さんの働く態度にものすごく好感を持ったんだよね。

それは、自身が就活で出会ったような、働き方や考え方に気高さが感じられず尊敬に値しないたくさんの大人たち(面接という僅かな接触時間でも伝わるレベル)と、ちょうど対比になっていたから……。

もちろん、toCかtoBか、当人の年齢とか、わっしの色眼鏡とかで違いがあるから一概に比較はできないけど。

とにかく、あんな風に自分の労働内容に誇りを持っていて、それを決して押しつけがましいように見せるのでなく、自然に優雅な姿で働く……。

自分のキャリアプランを考えたとき、日本を代表する企業の事業部長を目指すよりも、あの美容師のお姉さん風に働き続けることを目指したいね、と思いました。


ちょっと硬い文章になってしまいましたね、メイド喫茶の回ぐらいコミカルに描きたい。

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