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持ち物に名前を書くのは何歳まで?

 自分の持ち物に名前を書かなくなったのは、何歳からだろう?

 財布はたいてい身分証明書が入っているからいいとして、スマホやバッグやノートPCには誰も名前を書いていない。わっしも書いていない。

 何故だろう。もはや生活範囲が広すぎて、名前を書いたところでどこかに落とした時に「あ!○○さんのスマホね」とならないからかな。

 あとは、年齢を重ねるにしたがって、みんな似たような消しゴムを持ってるというような環境ではなくなるから、名前の記入がなくても見分けがつくとか。

 それだけではなく、持ち物に名前が書いてあったら何となく恥ずかしいから、という感じもするよね。

 でも、幼稚園や小学校低学年の頃は、別に恥ずかしくなかった。どのタイミングで恥ずかしくなって、持ち物に名前を書かなくなるのか?

 サラッと考えてみたんだけど、まずは高価な物を所持するようになるから。

 習い事で使う道具やスマホは高価で、傷や書き込みがないほうがモノの価値を保ってるぜ!って感じがする。

 だから、名前が書いてあると恥ずかしい。

 あとは、自分が「これ」を使っている・所持しているとバレたくないから。

 成長すると自分の好みが出てきて、自然とそれに沿ったモノを集めるようになる。

 でも、他の人から「こいつこんなの持ってやんの!」と思われそうで、むしろ所持者を隠そうとする。それがバカにされるようなモノ・趣向でなくても。

 他にもいろいろ理由がありそう。

 だけど、モノの価値や、自分とモノの関係について客観的な(逆に自意識過剰な?)視点を持つようになって、それで自分の持ち物に名前を書きたくないという気持ちにつながりそう、という方向性なんじゃないでしょうか。

 小学校入学の時に配られた算数キット。その中の、100本くらいあった極細数え棒。

 1本1本丁寧に子供の名前を書いてくれた母親の姿には、恥ずかしさと正反対の感情が芽生えます。


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