オープン雇用事務員プチ日記⑤友人を作るか？心を殺すか？

自分と価値観の合わない人と会話をすればするほど、心が死ぬ。
そういう感覚はないでしょうか？

前回の記事でも友人は作らなくてもいいといった内容だったので被るのですが、今日ちょうどモヤモヤした出来事があったので書くことにしました。

私は相手にとって違和感のない人間を演じることも、変人だけど面白い人間を演じることも出来ないと思っています。

友人がいなくても大丈夫、と思っていたのですが違いました。

友人がいない方が心を偽らずに済む、私が私でいられるということでした。

彼氏いないの？
結婚してるの？

そういった質問にYESと答えられる日は、私にはきっと一生来ない。

職場で普通に彼氏がいる女性や結婚している女性が多いなか、もしそういう質問をされたら、きっとこう答えないといけない。

いや、実はいないんですよ(笑)彼氏欲しいとは思っているんですが、なかなか出会いもないですし……

会社の先輩方は、きっとこういう答えを求めている。

彼氏も夫もいないのに、欲しいと思ってもいないし人生で彼氏ができたこともない、それは彼女たちにとって『未知の生物』と同じはず。

私はきっと演じないといけなくなるでしょう。
彼氏が欲しいけれどできない可哀そうな女を。彼氏が過去にいたけれど何らかの原因で別れたことにして、架空の彼氏を作らないといけない。そうしないと、私は本当に『理解できない変な子』になってしまうかもしれない。

二次元にしか興味ない設定にした方がまだマシかもしれませんが、私は推しキャラのポスターを貼ったりフィギュアを飾ったりはあまりしません。とあるジャンルだけはデフォルメされたかわいいキャラクターなのでグッズも可愛くて買っていますが、世間でいうイケメンキャラのグッズを集める気にはなれません。

もちろん、私は漫画が昔から好きですし、普通にイケメンなキャラや世間で人気なキャラを推していて格好いいとも思いますが、それだけです。

彼らは漫画の中だけに存在していて、ただフィギュアやイラストを眺めていても面白くありません。漫画を読み返せば格好いいと思いますが、ただ『立体物』を眺めていても、あまり心は踊らないし埃をかぶってしまい邪魔になるだけ。

私は二次元に推しはいるけれど三次元の俳優やアイドルに推しはいません。聞かれれば無難な回答をしますし、一応何となく良いなと思っている人は男性にも女性にもいますが、そこまで深く好きというわけでもありません。
※最近は『上白石萌音』さんは朝ドラに出ていて笑顔が可愛いなと思ってはいます(笑)男性で外見よりも声が好きな人とかもいますね。

私は私、他人は他人ですが、職場の女性たちがスノボや彼氏の話をしているのを横で聞いていて、逃げるように更衣室を出てしまいました。

私はわたし。
それでも、やはり更衣室のような密室空間は苦手で会話に入るのも苦手です。スノボをやることも彼氏ができることもないでしょう。飲み会も参加しないでしょう。

私が私でいるためには、他人と深くかかわれない。それを寂しいと思う日もくるでしょうが、今はSNS上にいる同じような心境の方々と共有しながら、あまり深くかかわらないようにするしかないのでしょう。

理解してほしいとは思わない。それは私のエゴだから。

※前回はこちら