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べぼの粒々辛苦妊娠記 第13話『つわり』

大学病院の産婦人科では、最初にまず本当に妊娠しているかの確認が行われました。
その時の医師いわく「あ、してますね」と。
してなかったら来てないぞ、と心の中で思いました(笑
予定日は「11月25日」とのことでした。
すごいですよね、ダメもとで聞いただけですぐに逆算してしまうので驚いてしまいました。
色々な本や資料をもらい、午後の精神科でそれをH先生に報告し、帰宅しました。
 
翌日行ったのは「母子手帳の交付」でした。
ひとによっては安定期に入ってからなど、タイミングは様々ですが、私は早く欲しかったので、なんとなく早めに行きました。
(後から考えてみても、早くもらってよかったなと思います)
区役所へ行って、とりあえず妊娠したことを伝えて、どうしたらいいのかわからなかったので説明をひたすら聞いていました。
妊娠届出書というのを書いたり、出産予定の病院について聞かれたり、色々質問されました。
ペネロペが描かれたピンク色の分厚い母子手帳と補助券(種類ごとに何枚かある)をもらい、いよいよだなと感じました。
でも母子手帳の交付って即日でできるのですね、これまた驚きました。
あと、私の母子手帳をみたことがあったので
それと比べたら大きくて分厚かったです。
 
産婦人科には月曜日にかかったのですが、その後体調が急変します。
冷蔵庫の中は腐ったメロンみたいな匂いがするし(腐ったメロンの匂いなど知りませんが)、それまで使っていたボディソープの香りを嗅ぐだけでとても気持ちが悪くなりました。
そして、母が作ってくれるおかずの「醤油を使ったもの」の匂いも気持ち悪くなりました。
ごま油もきつかったです。
母はどちらも多用するので、夕方は毎日気持ちが悪くて大変でした。
せっかく作ってくれているのに、何も食べられなかったりして。
 
そう、つわりがきたのです。
つわりってこんなに身体に影響を起こすのかと思うくらい、身体が変貌していました。
 
吐き恐怖症の私からすれば、吐きつわりじゃなかっただけマシなのですが、しょうゆなどの匂いがだめなおかげでごはん(お米)が一切喉を通らなくなりました。
体重もみるみるうちに減っていき、2日で3kgくらい減りました。
あれ、これまずいんじゃないか……?と思い、病院からもらった本を読んでみると。
「この場合は病院に連絡してください」と書いてある項目にあてはまりました。
 
「体重が3kg以上減った時」
 
当然ですね、ほぼ絶食状態だったわけですから。
私は慌てて病院へ電話しました。
状況を説明すると、看護師さんから
「恐らく入院になると思うので、準備をしてきてください」
とのこと。
まず思ったのは「……マジで?」でした。
まさか生まれて初めての入院がこのタイミングだとは思いもしませんでした。
母に相談すると、とりあえず病院に行ってきてみたらとのこと。
夫にLINEすると、家のことは大丈夫だから行ってきてとのこと。
私はもし入院になってもいいように簡単に荷物をまとめて、病院へ向かいました。

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