赤いダズンローズ🌹
「赤いバラの花を12本でお願いします。」
電話の向こうの男性からのリクエスト。
私はホテルマンなので、こうしたお客様からのリクエストにお応えするのも仕事のひとつ。
最近増えているのは、サプライズの贈り物。
・シャンパンやワイン
・ベッドの上の装飾
・バースデーケーキ
・花束
お誕生日や記念日に、そして大切なプロポーズに。
今回のバラの花12本は、プロポーズのためのご宿泊のお客様でした。
レストランでディナーのあと、お部屋にバラの花束をお持ちするというもの。
お花はお部屋入れしておくと、傷んでしまう事があるため、出来るだけお手渡しするようにしています。
今回は、レストランの出口でスタッフに合図をすると、スタッフがフロントへ連絡。
お客様がお部屋に戻る頃を見計らって、お届けするという具合。
お客様と相談しながら、素敵なサプライズのお手伝いが出来る事も、ホテルマンの楽しみのひとつです。
12本のバラのお客様は、お相手がお誕生日でもあるそうで、レストランの最後のデザートは、ハッピーバースデーのデザートプレートへ変更。
なるほど、12本はお誕生日の日にちにちなんでいるのかなと思いました。
でも宿泊は25日。
ウワサ好きなおばさんなので、もしや12年越しのプロポーズ?と思いました。
でも声はまだ若いし、12年は待たせ過ぎ!という話になりました。確かに…
この日はプロポーズの方からのリクエストがもう1件あって、そちらはバラの花を1本の手配。
ちなみに赤いバラ🌹1本はだいたい1,200円前後。12本のバラの花束は15,000円くらいでしょうか。
なかなかいいお値段です。宿泊に、ディナーに、プレゼント。大変な出費…いやいや、大事なプロポーズの日ですから、そんなこと言っていられませんね。
1本と、12本。
何か理由があるの?
という事でGoogleで調べてみました。
赤いダズンローズの花言葉
1本には、「あなただけ」という意味が、
12本には「私の妻になってください」という意味がありました。
12本のバラのことは、特別に呼び名がありました。
「赤いダズンローズ」
ダズンは英語で1ダースのこと。
"花言葉"のルーツはヨーロッパで、もともと言葉は愛や情熱を語るものではありませんでした。
そこで言葉の代わりに想いを運んでいたのが花言葉。
そのころは、プロポーズしたい男性が12本のバラを摘み、それぞれの花に「愛情・情熱・感謝・希望・幸福・永遠・尊敬・努力・栄光・誠実・信頼・真実」という想いを込めて彼女に贈っていたそうです。
最近ではダズンローズセレモニーと言って、結婚式の演出でも人気なのだそうです。
素敵な演出ですね。
男性はいつの時代もロマンチックなんだな…と感心しました。
108本のバラにも、「結婚してください」という意味があるけど、さすがに108本は多いので、12本がちょうどいいのかも。
ちなみに私なら…
2本がいいなぁ。聞いてないか(笑)
大好きな人からいただいたプレゼントなら、何本でも嬉しいものです。
枯らさないように毎日水を変え、大切に飾っていてもいつかは枯れてしまうもの。
そこで、赤いバラをたくさん貰ったら、プリザーブドフラワーにするのがオススメ。
自分で作る事も出来るけど、作ってくれる工房もたくさんあります。
風水では赤くて丸いものを玄関に置くといいと言われているので、我が家では、赤いバラのプリザーブドフラワーを置いています!
3月14日、明日はホワイトデー。
バラの花を添えたプレゼントなんていかがでしょうか。
私は謎が解けてスッキリ。
誰かから赤いバラの花束を貰ったら、本数の意味を調べてみてくださいね!
ではまた〜🌹
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