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どうってことのない日常が苦しい
2025/1/17
朝。
小学一年生の次女が出かけていった
疲れた。
すでに疲れた。
お疲れ。わたし。
次女は、朝が苦手。
早く寝ることができるように
夜は7時半ごろには、お風呂を洗って入れはじめる。
今の季節は家族5人分の湯たんぽにお湯も入れながら
お風呂にお湯をためる
お布団に湯たんぽを運んでいる間に
お風呂に、お湯がたまる
次女に
「お風呂に入るよー。」と声をかける。
なかなかこないこともあるが
昨夜は、タブレットの電池が切れたタイミングで
お風呂を入れはじめたのもあり、スムーズ
〝小さいものから順番に大きいものを言っていく遊び〟を
一緒にしながらお風呂に入った
アリ
ダンゴムシ
セミ
小さいみかん
りんご
といった具合に
だんだん大きくしていく
小学校
中学校
大学
の後は
町?!とか言いながら
大きさじゃなくて
高さを高くしていくバージョンもしながら
お布団に入る
「お母さん、なんか低いよ」と次女はニコニコしていて
「床が斜めなのかな?」と答えるが
そういうことではなくて
毛布一枚にくるまり
掛け布団をかけずに寝ることにしたようだ
掛け布団の分、お母さんより高い。ということらしい。
寒そうだけど、まぁいいか。
「眠れない。何かお話してー。」というので
わたしの大好きな「モモ」のお話をしてみた
「ある街に、モモという3、4年生くらいの女の子がいました。」
…中略…
「モモが話を聞くだけで喧嘩していた街の人が、仲直りするんだって。」
「お母さん、小さいころモモみたいになりたい。って思ったんだ。」
と話すと
「モモすごいね!魔法みたいだね。わたしもモモになりたい!」
と言っていて
なんだかうれしかった。
そのうちに「眠たくなった。」と寝ていった
9時くらいかな
次女が寝た後
わたしも、あたたかい布団の中でうとうと
夫が帰ってきた音がする
となりの居間で、PCゲームをしている長男に
「おい、今日は何したんだ!」と言っている声が聞こえる
「早く寝ろ!!」「うん…」というやりとり
夫と話をしたいようにも思うけど
まとまらない話や、困った話をすると
「仕事で疲れて帰ってきて、とやかく言われる」といい
嫌な顔をすることが多い
わたしも大変だ。と言っても
俺だって限界だ。と返ってくる。
相談にのってもらっても、夫の考えに従うことができないわたしだから
夫も話すのが嫌になってしまったんだろう。
自業自得なんだろう。と考え、悲しくなる。
布団の中から出たくないから
布団の中から「おかえりー」とだけ声をかける。
何にもしていない妻。という構図に、またダメだなーと思い、悲しくなる。
夫はごろごろスマホを見て
お風呂に入って、寝る。
ごろごろスマホをしていた高2長女も、部屋に行って寝たようだ。
カチャカチャ
PCのキーボードを打つ音が
12時になっても続く
中3長男は一年位
学校に行っていない
はじめは朝起きれなくて
だんだん行きづらくなって
すっかり行っていない
進路の話を何度もしているが
行きたい高校があるというので
〝朝起きる〟〝勉強する〟〝外に出る〟
少しずつやっていこう。そう話したのだけど
全く、改善していない。
わたしがいけないのかな。
わたしがダメなんだ。
そう思ってしまって、辛くて不安で心細くて、悲しい。
布団から出て、長男と話す
「12時だよー。もう寝ようよ」
「後ちょっと。」
また布団から出て
「もう、1時だよー。」
「後ちょっと。」
長男の話もしたくなるが
今日は一旦置いておく
で。朝
夫は朝が早い
一人であるもので朝食をすませ、6時前に出発する
わたしは布団の中でモゾモゾとしながら
いろんなことを考える
長男のこと
夫のこと
わたしのこと
出かける前くらいに玄関へ向かい
「おはよー。行ってらっしゃい」と声をかける
「いろいろ悩んでるよ。」と言ってみると
「俺だって限界だよ。」と返ってきた
洗濯をはじめる
玄関の電気を消そうとする夫
「いってらっしゃーい」というと
「電気ついてるよ」と夫
「まだ洗濯してるとこ」とこたえる
いや、真っ暗にしろってことかい?!とイラっとする
電気を消すことに、こだわる夫なのである
洗濯をスタートし
ファンヒーターをつけて、部屋をあたため
長女の弁当を作る
さあ、7時だ
次女を起こそう
「朝だよー!7時だよー」
「おはよー!」
毛布と一緒にファンヒーターの前に運ぶ
ぐたーっとしているのを
よしよしと撫でる
「パスタ作ったよ」
「うがい手洗いして、いちご食べる?」
手を伸ばしてきたので
手を取り
「起こしてほしいの?」と聞くと
首を横にふる
そのまま手をとる
「うーーーん」と伸びをする
「手、引っ張る?」
首をこくりと縦に動かす
手を引っ張って起こす
そのまま、トイレ
台所でうがい、手洗い
パスタといちごを持ってきて
ファンヒーターの前で食べる
もうすぐ、一緒に登校している子が
来る時間だ
「靴下はく?」
「ハンカチ持った?」
「用意して待っていよう?」
と言っても、ぐたーっとしている
ピンポーンと玄関チャイムがなる
焦った様子で、上着を着て
帽子をかぶって
ランドセルを背負って
水筒を持って
その間にわたしは玄関へゆき
「ちょっと待ってねー」と言い
少し手伝う
門の横で待っている次女のお友達に
「お待たせー。いってらっしゃーい」と見送る
こうして書いてみると
ごくごく普通だ
なんてことない
うまいことのせて
適応させるのがお母さんの仕事なんだろう
なんか、もう
大変。だなーと感じるのは
わたしが甘いからなんだろう
そんなふうに自分を責めてしまう
それもまた、疲れる
もっとみんなは大変だよ
あなたは家でゆっくりしているだけでしょ
夫は朝早く6時前に家を出て
夜も9時くらいに帰ってくる
のんびり過ごしてはいる
楽しみもある
なんだか
苦しい
考えすぎなのか
環境がいけないのか
できるだけできたことを認めて
自分の味方になって
そんなふうにやってみている
少しは、改善されてきている
いい時もある
けれど
無意識に自分を責めては悲しくなるクセが日常の中にあり
それで疲れているのだろう
それを夫のせいにしたい
そんな気持ちもある
わたしという
無意識に動いている動きを
少し違う目線で観察してみよう
こういう、日常の情景と心のうちを
細かく言葉にする。ということを
坂口恭平さんの文章を読んでいて
やったみたくなった
途中で、無性に苦しくなり
手が止まった
そして、こんなわたしであることへ恥ずかしさも感じる
こうして、明らかにすることは
わたしがわたしを許すことにつながる
そんな気がするので
出してみる