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時代に逆行!? あえて「世界最大の旅客機を主力機」にする新航空誕生か? どんな戦略なのか
総2階建ての胴体をもち、「世界最大の旅客機」としてデビューしたものの、その大き過ぎるキャパシティの問題などから大ヒット機とはならず、2021年をもって生産終了したエアバスの「A380」。
運用機数が年を追うごとに減少する時勢のなか、同型機を用いて「民間航空業界に革命(revolutionising commercial aviation)」を起こそうとする航空会社「グローバル・エアラインズ」が、2023年5月に初号機を取得しています。
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グローバル・エアラインズはこの機を活かして長距離国際線市場に参入し、2024年春までに大西洋横断便を開設する計画です。また、就航にむけこれから追加で3機のA380を導入するほか、近い将来さらに多くのA380の導入も示唆しています。
同社は今夏をめどに機内仕様や就航路線などを発表する予定です。
公式サイトによると、現在のところA380グローバル・エアラインズ仕様機の客席は471席で、ファーストクラス・ビジネス・エコノミーの3クラス構成が予定されているようです。
同社はA380について「比類のない快適さとユニークな旅行体験をもたらす」とアピール。機内仕様やサービスなども同型機の巨大さを生かした”特別感”のあるものになると予想されています。
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