【物語】そらのたね#2 のぶえん
記念すべき最初のそらのたね展はとてもひっそりと静かに終了した。けれども新作品は有り難くもほぼ完売してくれたので、いつもならそれで満足して、今年も無事に終わったなと、溜まった疲れを癒すべく気持ちはのんびり年末年始を迎えるのだけど、今回のそらのたねに関しては違う。この詩を沢山の人に届けようと思うと課題しか残らない。もはや、小さなアトリエで生まれるジュエリー作品だけに、そらのたねをのせて届けるのは到底無理な気がして、どうやってそらのたねという詩の想いを届け、展開していくかを不思議なぐらいわくわくしながら考えながら、全く疲れる事無く年が明けた。
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