外来種
春息吹きわきあがらせる若草の根もとのつちが私であるとき
ひとつとしてうみだすものもない私おそるべきものは体の生産
意味咲かせて
待つよりもすみやかにくる朝ごとのはなからおそい意味のほどけかた
背の高いすすきのまねきそこに寄り添うせいたかあわだちそう差し措き
気持ち悪い朝
鉄路のそと鉄道マニアにまぎれながら黄の群生私の被写体は
こんなことがいつかもあったか責められて罰の産む罪の莫迦な重さよ
ゲイ\エーム\Vie
アレグロのライフタイムに追いこされなお自分ゆえモデラート・ライフ
そのひとがそこにいるのはそのときだけルーレットまわる速度おそろし
Day Prophets
木枯らしの神経に触れて濡れている肺ゆえつめたい小爆発たち
テーブルの沈黙をおおう晩い午後雲は切れそめかたむく光線
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