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閉鎖病棟に入院までした私がうつ病、パニック障害を克服した心構えについて


はじめに


初めまして、空の旅人と申します。
本投稿を開いてくださり、ありがとうございます。

本記事は、私が患ったうつ病とパニック障害を克服するために行った事や、逆にやってはいけなかった事を、同じ疾患で現在苦しんでらっしゃる皆様の一助になることを願って、投稿したものです。

初めに期待を裏切るかもしれないようで恐縮ですが、本記事は巷に溢れているような「○○をすればうつ病が必ず治る」などという方法論ではありません。むしろ考えてみれば当たり前の事を書いています。

ネット上では自己流的な治療、克服方法が多く散見されますが、当たり前のことを発信している方があまり多くないように見えたのも投稿の理由でもあります。

もしもそのような必勝法を期待していた方がいらっしゃいましたら、ご期待に沿えず申し訳ありません。

しかしながら、最後まで読んで納得してくだされば、必ず寛解、克服のために役立つ心構えを順序通り記載しています。

特に、服薬についての疑問や不安については詳しく書いています。

なお、以下からは私の発症経緯や症状が記載されているので、苦痛に感じる方はどうかお読み飛ばし下さい。

では、どうぞ最後まで読んでくださると幸いです。

自己紹介

「発症の経緯」

前述の通り、私はかなり重度のうつ病とパニック障害を患っておりました。
一時期は閉鎖病棟に入院までしていましたが、一年程経った現在では寛解、克服し、無事にフルタイム就業へ社会復帰することが出来ております。

私の発症経緯をお話ししますと、将来の不安から不眠になり、寝ずに無理をして仕事を続けた結果、心身に様々な支障をきたし、職場でパニック発作を起こしました。
(当時はパニック障害なんて知識もなかったので、訳も分からず、薄らいでいく意識の中でただただ恐怖していた記憶があります)

救急搬送されましたが、「器質的な異常はないので、メンタルだろう」とのことで、まずメンタルクリニックにて治療を始めました。

それから一年弱の間、変化はあったものの私は様々な症状に悩まされました。今でこそ元気ですが、当時は中々の重症だったと思います。

以下は、その症状の一部です。

「私が苦しんだ症状」

  • 頭痛頭重感

  • 息苦しさ

  • 体が鉛のように重い、うまく動かせない

  • 不眠

  • 動悸を伴うパニック発作

  • 広場恐怖症

  • 物事が楽しめない

  • 希死念慮

  • 不安焦燥感によりじっとしていられない(体は怠いのに)

  • 思考力、認知機能の極端な低下

我ながら良く生きていたな、と思います。

特に私の症状は不安焦燥感がかなり強いタイプで、これが一番苦しく、うめきながら家の中をぐるぐる歩き回っていました
(現在は勿論そんなことはなく、リラックスしてこの記事を書いています)

広場恐怖症についてもかなり重症で、バスや電車は勿論乗れませんでしたし、それらはおろか、酷い時は家から100m程離れただけで予期不安で倒れそうになっていました。

パニック発作は家の中でも起こり、酷い時は月に5、6回くらい救急車を呼んでいた覚えがあります。
(医療従事者や救急隊員の方々、この場を借りて御礼申し上げます・・・)

こんな有様で毎日居なくなってしまいたいと思い、涙に暮れていた私ですが、現在では・・・

「現在の私」

  • フルタイムで出勤出来る

  • 電車やバスに乗って好きなところに行ける

  • 趣味を心から楽しめる

  • 身体症状に悩まされることがない

勿論、入院等の紆余曲折はありましたし、まだ服薬はしていますが現在では辛かった症状を忘れて人生を楽しめています。

さて前置きが長くなりましたが、ここからはうつ病とパニック障害の寛解、克服のために私が行ったこと大切な心構えを記載していこうと思います。

繰り返しになりますが、これは「この通りにすれば必ず治る」といった類のものではなく、考えてみればごく当たり前の事しか記載していません。

私は精神科の専門家でもありませんし、あくまでも私個人の意見です。

ですが、最後まで読んで実施してくだされば、皆様の疾患がきっと良い方向に向かい、本来の自分を取り戻すための一助となる事を確信しています。

それでは、まず最初に一番重要な事をお話しします。

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