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2024夏アニメ感想まとめ ※ネタバレあり

・時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
タイトルからしてどういう事かと思いきやカラクリがわかった途端「あ、これは堪らないやつだ」と確信した。
この作品は男子高校生に人気があるみたいだけど物凄くわかる…これがまさにオタクの理想郷だ。
しかし、この展開ではかなりワンパターンになるのではと思いきや頻繁にデレるわけではなくあくまでタイトル通り『時々ボソッと』だからデレる瞬間がとても待ち遠しくなる。
EDは毎話変わり作画も気合が入ってて毎週楽しく視聴できた。
2期も決定したしデレるアーリャがまた観れるのが今から楽しみだ!

・小市民シリーズ
氷菓の作者が原作という事でどんなミステリー作品なのかとても楽しみにしていたのだけれど、序盤の印象は氷菓と比べるとどこか陰湿でじめじめした雰囲気がずっと続いているなと感じた。
だけど、中盤から謎解きがどんどん面白くなっていき「誰がお菓子を食べたか」というくだらない議題で真剣に討論している様は観ていて異様だった。
2シーズンが制作決定したらしいのだけれど小山内さんと小鳩くんが別れた以上、今後どうやって展開していくのか楽しみだ。
あと、小山内さんは絶対誰かしら性癖に刺さってる。それだけはわかる。

・VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた
配信を切り忘れて酒乱がバレてしまい(良い意味で)バズってしまったVTuberの話。
VTuberだけど所謂、中の人の見た目もバーチャルと同じなのはイメージを崩さない為なのか色々独特な表現が多かった。
パロディ・下ネタ全開で好みは分かれそうだけど、実際のVTuberの配信の如く緩い空気感で楽しめたので良かった。

・真夜中ぱんチ
吸血鬼という強みを生かさず正々堂々と企画で勝負しジワジワ登録者を伸ばしていったのは地味に凄いと思う。
目標の100万人に届く気配もなくラストはどんな感じにまとまるのかと思ったら最終回のどんでん返しは見事だった。こんなに最終回の面白さが際立つ作品も早々ないと思う。
あと、OPに注目されがちだけどEDがめちゃくちゃお洒落。構成が素晴らしい。
実際のYouTubeチャンネルも更新されるという手の込んだ作品だった。

・しかのこのこのここしたんたん
あれ…最終話まで観たはずなのに…ひとつも内容が…思い出せない。
覚えているのはあの強烈なOPのフレーズだけで本編を観ている時は常に異空間に魂が飛ばされているかの様な感覚に陥っていた。
でも、これほど中身のない作品もたまには良いのではないだろうか。
我々は物事に意味を求めすぎなのかもしれない。
とりあえず鹿せんべいでも食べるか…。

・異世界失格
隙あらば死のうとする文豪とそれに翻弄される仲間たちとの異世界ドタバタコメディーというのが序盤の印象で心中という重いテーマとは裏腹に想像していたよりも楽しく視聴できていた。
だけど中盤からシリアス展開多めで正直、他の異世界作品とそこまで大差なく新鮮味がなくなってしまったのは残念だった。
でも、異世界失格というタイトル回収は見事だったしシャルロットの回は腹抱えるほど笑ったのでこれが観れただけでも大きな収穫だったと思う。

・かつて魔法少女と悪は敵対していた。
タイトルとは裏腹にとにかく可愛い魔法少女に対してデレデレな悪の参謀が眼鏡を割りまくるという癒し枠だった。
原作者の藤原ここあ先生が死去してから数年、これをアニメ化まで持っていった制作陣の方々には頭が上がらない。本当にありがとうございました。

・先輩はおとこのこ
何気に今期のアニメで最も続きを楽しみにしていたかもしれない。
勘違いしてはいけないのは女性の格好をしている主人公の性自認は男だという事。
逆に幼馴染の竜二はゲイで(ややこしい)そこに天真爛漫に見えて家族関係が複雑な蒼井が絡んで余計にかき乱すから物語にさらに奥深さが生まれ気付いたら夢中になっていた。
最後は主題歌の通り「我がまま」に生きると決めた主人公は親に受け入れられたけれど、同じ境遇のおじいちゃんとの関係は修復されないままなのはもどかしかった。
劇場版制作決定という事でこっち(クソ田舎)でも上映される事を密かに願ってます。

・2.5次元の誘惑
まさに今期No.1ヒロインはリリエルだろう。可愛すぎた。
ただのエッチ学園ラブコメかと思いきや実際のコスプレイベントに参加する辺りからどんどんコスプレに対しての熱が熱くなってきて好きを貫くリリサの真剣さが凄く伝わってきた。
部活存続の危機の時は生徒思いの校長に泣いた。どこの学校の校長もあんな風であってくれ。
個人的には実花莉が気になるので2クールからもっと活躍してくれると嬉しいなぁ。

・負けヒロインが多すぎる!
放送前のPVから作画めちゃくちゃ良いなとは思っていたけれど、まさか今期の覇権を握るとは全く予想していなかった。
ラブコメ要素もギャグも丁度良い塩梅でまさに文句の付け所がない完璧なアニメ化だったと思う。
異世界もの以外のラノベがここまでヒットするのも久々なのでは?
そしてもうひとつ密かに裏で行われていた「八菜見さんのカロリーメイター」
とくに素麺と寿司は量がエグかった…もはやフードファイターだよ。

・【推しの子】第2期
2.5次元ミュージカル編。原作改変というまたもやタイムリーな話…今回は上手いこと和解できたけど実際この問題はもう少し慎重に取り扱って良いと思う。なぜ原作改変が起こってしまうのかを細かく説明してくれて素人からしたらとても分かりやすかった。
舞台演出の躍動感もめちゃくちゃ伝わってきてどんどん作品の世界観に魅了されていった。
あと、アイドルを超えるのは無理だろうと思っていた主題歌はまさかのスペシャルユニットとは…完全にやられました。

・ザ・ファブル 2クール目
とんでもない輩の宇津帆に対してもマイペースで乗り越えていく佐藤の様は見ていて清々しい。
圧倒的強さを誇るも仕事では徹夜で独特な絵を描いたり訓練のために山篭りでマムシを食べたり相変わらず色々ぶっ飛んでる。
佐藤だけじゃなく今回は洋子も本領発揮してきて二人の強さは見ていてスカッとするね。
車いすのイラストとヒナコの別れの手紙には感動した。

・ダンジョンの中の人
原作者の双見酔先生のファンなのだがまた面白い設定を考えたなと思いながら観ていた。
こうやって影でダンジョンを運営している人がいると考えるとまた視点も変わって見えてきて面白い。
ほんわかしている様で最強なベルのギャップ堪らないね。




以上、夏アニメ13作品の感想でした。

非常に個性的なラインナップで楽しいクールだった。

来期は視聴予定作品も少なめでいつもよりはゆっくりペースになりそう。



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