蝶々夫人
🦋『ある晴れた日に』
プッチーニ
蝶々夫人 第二幕
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ある晴れた日 遠い海のかなたに
煙が立ち 船がやがて見える
真白い船は 港にはいり 礼砲を打つ
ごらん あの人よ
だけど 迎えには行かない
近くの岬に出て
そこであの人を待つのよ
いつまでも
・・・・・
🦋『蝶々夫人』
Madama Butterfly
プッチーニによって作曲された三幕もののオペラ。
1904年、ミラノ・スカラ座で初演。日本初演は1921年、ロシア歌劇団による。
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舞台は明治時代の日本。没落士族の娘である蝶々さんは、アメリカ海軍中尉ピンカートンの真意に気がつかぬまま、現地妻として結婚する。アメリカに帰ったピンカートンが再度来日したときには正式な妻を連れていた…。…蝶々さんは真実を知って自死するという、長崎を舞台にしたロング(アメリカ)の同名小説に基づく歌劇。イタリアオペラの主要なレパートリーとなっている。
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「さくらさくら」「お江戸日本橋」などのメロディが出てくることでも知られる。これら日本古福が使われた背景には、五線譜に書き起こされた初めての箏曲の教本である「釜曲集」(音楽取調掛編 1888)を、何らかの方法でプッチーニが目にしたことがあげられる。「ある晴れた日に」は、第二幕で蝶々さんが歌う、このオペラでもっとも有名なアリア。