夏の終焉。すこしだけ楽になる。

先日、『ムーンライト・シャドウ』の映画を観に行った。

原作者の吉本ばななさんのことはずっと好きで(noteやTwitterをフォローしていることに皆さんは気づいていただろうか……)だから映画化を知った時は絶対観に行こうと思って、実に意気込んで映画館に足を踏み入れた。

本編は、ホームビデオよりも近くて、まるで自分が部屋の一部になったみたいな映画だった。
原作とは物語の流れとか、ストーリーとかが変わっていて、「原作しか勝たん!!」みたいな人間は合わないと思ったけど、僕的には吉本ばななさんの世界観がそのまま映像になったみたいで、とても良かったと思う。

この言葉で伝わるかわからないが、言うなれば、この映画で僕は彼ら登場人物の“質感”を感じたのだ。


そのせいか、関係ないかはよくわからないけれど、少し経って思った。
無性に、

 映像作品が作りたい!

ホームビデオみたいな、そんな“質感”を感じさせる映像を撮りたい。創り出したい。


完全に「熱し易く冷め易い」空寝の性格を表していますね。はい。
前から写真を撮るのが好きだったけど、脚本とか演出とか、してみたいと思った。それだけ。本当に、それだけ。
しかも飽きたらすぐにやめたいから、その界隈の人たちに声をかけることも、僕にはできなかった。だからこれは独り言だと思って欲しい。(いつだってここは独り言だけどね。なんならTwitterだって、独り言だ)


夏が終わって、涼しくなってきて、
僕は少しだけ生きやすくなった気がする。

生きやすくなって、余裕ができて、視野が広がる。

興味が増える。

やりたいことが出てきてくる。

それをいつだって僕はただ、消化したいだけなのだ。


(もしかしたら数ヶ月後に映像作品が空寝のどこかのアカウントで投稿されるかもしれませんね。そしたら、ニコニコと笑って見ていただけると嬉しいです)