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無知な定型発達の一言が発達障害人を苦しめる

発達障害人は大なり小なり神経伝達やホルモン代謝に乱れがあります。

これは先天的なものであり、生活習慣によりある程度の改善は見込めますが、人生の様々な面で厄介です。

生きていれば「気合いでしょ」と言われること、言ったことありますよね?

発達障害人は生きてるだけで気付かぬうちに気合いで日常をぶん回してしまっています。普通の人からすればなんでもないことに、気合を入れないと臨めない。そんなことが多々あります。

原因が上記のものです。ドーパミンやセロトニン、アドレナリンやノルアドレナリンなどに強い乱れがあるためです。

人との会話、風呂などの身支度などでもです。
側から見れば淡々とやっているようで、それは単に見た目や表情に現れないだけです。体内では強い炎症が起きています。不思議なことに発達障害人は見た目は筋骨隆々、もしくは肌艶が良いのに、体内では強い炎症が起きていて、精神の不安定さと肉体的な弱さ体力の低さが共存してしまっています。当然、知識がない人には見分けがつきません。むしろ「健康そうなのになんであんなに疲れやすいの? 怠けてるだけじゃないの? メンタル弱いよね」と、なんとも訳のわからない言葉を放ちます。論外です。

「あの人メンタル弱いからね」と他人を批評する人の中で、まともにそう言った知識を持った人を見たことがありません(私の少ない人生経験ではあるが)むしろ知識があるならそんな言動は出るだろうか? いや、出ないだろうということです。

実際、そういう無理解な人たちに、栄養がいかに大切か、どんな生活習慣を送っているのかを理解することの大切さを話しても、ちんぷんかんぷんなようです。普段の生活習慣が肉体と精神に具体的にどのような結果をもたらすのか、まるで理解していません。表面的なコミュニケーションの技法ばかりに固執し、根本的な体づくりのことをわかっていないしわかる気もないのです。まるで知らない外国語を聞いてるかのような反応が返ってきます。どれだけ健康に無頓着なんだろう、むしろ無頓着でいられる便利な体があってよかったね、と私は心の中で称賛することもあります。(発達障害人は強い長所の反動で苦しいことが多い側面があるから、体の弱さを今以上に呪う必要はないからね。それにたまには呪ってもいいんだよ。無理に強がる必要なんてないからさ。僕も散々呪ってきたし、今でもそういう時はある。頭の中で、長所をほんの少し一瞬でも自覚できたらそれだけで少しずつ変わっていくからね)

話を戻しますが

加齢により誰でもホルモンバランス乱れますよね? それに対して「気合いでなおるよ」と笑いながら言われても、治りませんよね?

ヘルニアで腰がめちゃ痛いのを「酒飲んで寝たら治るよ」と言われても、意味がわからないですよね。似たようなものです。

精神とは気の持ちようなんかよりも、肉体の状態に大きく左右されるということ。脳を含めた体の状態の『結果として精神がある』ということを理解すること。

適当な「あの人メンタル弱い」しか言えない人たちは、基本中の基本である上記のことを頭に叩き込んでいただきたい。そんなことも理解していない中で、発達障害人やグレーゾーンの人たちを批評することが、どれだけおかしなことなのか理解して頂きたい。

職場でもいますよ。「あの人発達だろうからね」と笑いながら他人を見ている人。私からすれば「その発達の人は、あなたより優れた能力が今この瞬間にも仕事で反映されているんだけれど、あなたはそんなことも見分けられないんだね」と呆れます。

また話を戻しますが、発達障害人は定型からすれば気合いが本来なら必要ないところでも必要になってしまう体であるということ。(もちろんそれは体づくりなどで大幅に軽減できるからね)

常に気合を入れて生きていると、気合いに関係する物質が慢性的に使用されるため、体内で不足していく。それが無気力やら鬱やらの状態の一因でもあります。常にダッシュしているような状態だからです。

そのことを考慮していく必要があります。

発達障害人に対する安易な気合い論は、完全に的外れなのです。

無知な善人が彼ら彼女らを苦しめます。

最低限の知識を身につけた上で発言してほしいものです。

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天翔
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