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渋谷すばる LIVE TOUR 2024『Lov U 』名古屋公演のこと。
2024年11月3日(日)
『Lov U』ツアー初日。
愛知 Niterra 日本特殊陶業市民会館 ヴィレッジホール
本当にみんなが大切だから。誰ひとり置いていかないから。
すばるくんのそんな想いが伝わってくるようなライブだった。
たくさんの愛にあふれた場所、最高に幸せな時間。
きっとすばるくんだから作れた空間。
私にとっては約7年ぶりのペンライトのあるライブだったのだけど、そこに広がっていたのはペンライトの光だけではなかった。
初めはどうしたらいいのか戸惑ってるような空気もあったけれど、ライブが進むに連れてペンライトを振る人、拳を突き上げる人、手を振ってステージに想いを伝える人…みんな自由でそれぞれに楽しくて。
すばるくん自身も、なんでもいい、みんな自由に好きなように楽しんで、と言ってくれていたし、終了後の動画でライブ始まりの時のファンの戸惑いも予想していた、可愛かったなんて伝えてくれた。
「赤い花」の振りも花を振る方向がそろわなかったりしたのだけれど、右からも左からもゆらゆらと風に揺れているようでとても素敵だった。すばるくんからも
「ありがとう、最高です!きれいだった」
と言ってもらえて。
ライブで聞くすばるくんの「最高です!」はいつもとても嬉しい。
そんないくつもの風景が本当にすばるくんのライブらしくて、なんだかとても嬉しかった。
あたたかくてやさしくて、でもどんな悪意にも負けないようなしなやかな強さに満ちた場所だった。
ライブ前に,、すばるくんはこんな言葉をXにポストしてくれた。
やさしいひとなのだ、とても。とても。
開演前のSEでエイトの「夕闇トレイン」が流れた時、会場からは自然と手拍子が沸き上がっていた。そうか、ここにはずっとすばるくんを見てきた人もたくさんいるんだろうなあ…と改めて思う。始まる前から会場はとてもあたたかな雰囲気に包まれていた。
やがて開演の時間になったが、すばるくんはすぐには出て来ずに。
ここにもひとつ、ドキドキのサプライズがあった。
そこから流れるようにステージに姿を見せたすばるくん。
歌い出す『Lov U』ツアー一曲目。
…泣いてしまった。やさしい声に、そこに込められた想いに。
一曲目がこの曲だったことは少し意外な気もしたけれど、ライブを通して終わってみるとやはりこの曲しかなかったような気もしている。
しばらくアルバム『Lov U』に収録された曲が続いて。楽しかったり切なかったり元気をもらったり背中を押してもらったり…くるくると色んなすばるくんの愛に包まれて、ずっと幸せだった。
ライブではもちろんアルバムに収録された曲以外も歌ってくれて、いつもの圧巻のロックナンバーでは拳を振って跳んで踊って、今までの熱いステージも感じられた。
めちゃめちゃ照れながら『Lov U』の曲で踊るすばるくんもすばるくんで、ロックナンバーを歌った後に
「気持ちいい…」って声が漏れるすばるくんもやっぱりすばるくんで。
その後で「しんど…」ってつぶやいているのも、
でもMCでは
「まだ若いです」「まだまだやれます」
と言ってくれるのも、全部すばるくんだった。
MC(これもなかなか斬新な感じだった…ただし次もこの形があるかどうかはわからない?)をはさんで、まさかこの曲が聴けるなんて!という曲があり、すばるバンドのいつもの最高にカッコいいセッションもあり、再び『Lov U』の曲たちへ。
ある曲では、これも久しぶりにぶんぶんとタオルを回したりして、その後は、まさかのあの曲。
終盤、ラストスパートも最高に盛り上がって叫んで跳んで。
本編最後の曲は、イントロの本間さんのピアノだけで涙が出てしまった。
そして、一度はけてのアンコール。
再びステージに現われたすばるくんもバンドメンバーの皆さんも、全員がツアーTシャツに着替えていた。
ただただ楽しかった。
思いがけないプレゼントも、キラキラと降ってきた。
この曲をアンコールにしてくれたのは、帰り道が寂しくならないように、楽しい気持ちでウキウキと帰れるように…だったのかもしれない、なんてホテルに向かいながら幸せな気持ちで思い返していた。
終演後にはみんなで記念撮影も。
本当に、初めから終わりまでファンを楽しませるため、喜ばせてくれるためのライブだった。
笑って、泣いて、叫んで、踊って、跳んで。
私はすばるくんが大好きで、すばるくんの歌が大好きだと改めて思った。
『Lov U』
なんてやさしくて心ときめく言葉なんだろう。
リリースが発表になってからのインタビューやコメントですばるくんが繰り返し伝えてくれたのは、私たちファンへの想いだった。
ファンを楽しませたい、喜ばせたい、その想いで作ってくれたアルバム。
すばるくんが今までどんなことを想い、どんなことに苦しんできたのか…それは私なんかがわかることではないけれど、でもいつもすばるくんが真っ直ぐに向き合ってくれていること、いつでもどんな時でも寄り添ってくれていることは感じていた。
ひとつひとつの曲から伝わってくるのも、ただ、真っ直ぐな愛だった。
『Lov U』と名付けられたこのアルバムを貫くのは、
誰かを愛することの素晴らしさ、想いを言葉にすることの大切さ、大切な一瞬は消えずに永遠になること、君は君のままでいいんだよ、とすべてを肯定してくれる気持ち。
ファンを、周りの大切な人たちを、幸せにしたい、という想い。
それは、すばるくんがプロモーションで出演したラジオのコメントで伝えてくれた
「渋谷すばるは、いつどんな時もあなたの味方なので」
という言葉に集約されていくような気がする。
(RADIO GROOVE / FM NORTH WAVE 2024.10.22)
そんなアルバムを引っ提げてのツアー。
ライブ会場で実際に向かい合って、直接想いを交わし合った時、それはいっそう鮮やかに真っ直ぐに心に届いた。
生きていくって、誰かを愛するって、楽しいばかりじゃない。
切ないことも悲しいこともあるんだ、でも。
独りじゃないよ、いつでもそばにいるよ。
だから怖がらないで。大丈夫だよ。
すばるくんの歌からはそんなあたたかな想いがずっと聴こえている。
それは本当に、いつでも誰に対しても。
きっと傷つけられた誰かに対しても、だ。
投げつけられた言葉はなかったことにはならない。傷は消えずに時々疼いたりするかもしれないけれど、でも目をそらさずに見つめ続け想い続けて。
今、誰一人置いていかない、と温かな手を伸べてくれる。
MCで第2章から第3章への心境の変化を問われた時、
「(トイズファクトリーさんと契約を結んで)アルバムを作っていただき、クリエイターさんとの出会いがあって。濃い、刺激的な時間だった。その後自分で作る曲も変わってきた。もっともっと、色んな歌を歌いたい」
と言っていたすばるくん。
アンコール前の最後の挨拶の時には
「5年間、楽しいこともそうじゃないこともあったけれど。そんな時、トイズファクトリーさんと、奇跡というか、必然の出会いがあって。
(自分は生きるのが)上手じゃないけど、でもだからこんな生き方ができてるんだと思う。これからも自分の大切なものを大切にしながら、やれる限り、やれるところまでやっていきます。お客さんが、最後の一人になるまでやります」(ニュアンス)
と言ってくれた。
嬉しかった。
今まで歩んできた道のこと、新しいスタートの日に伝えてくれた強く優しい覚悟。
そしてすばるくんは、もうきっと少し進んで前を見据えている。
色んなことを思い出し、色んなことを想ったライブだった。
でも間違いなく楽しかった。幸せだった。
愛しかなかった。ぜんぶ愛だった。
今のすばるくんが心いっぱい体いっぱいで伝えてくれた、愛。
最高の時間だった。
そして、本当に歌が素晴らしかった。
あの頃よりもっと、前回のライブよりもっと、歌の力を感じたライブだった。
ただただファンに愛を届けてくれるエンターティナーとしてのすばるくんも堪能できたし、自分を曝け出した剥き出しのロックンローラーのすばるくんもしっかり感じられた。
長いキャリアで培ったエンターテインメントの力と、一人になってひたすらに自分と向き合った時間。
全部間違っていなかった、全てのことに意味があったんだ。
すばるくんがいつも伝えてくれるそんな言葉が深く重く、胸に落ちた。
今までのすべてがすばるくんの中にあって、だから今のすばるくんが在るということ。最強だ。
人が100人いれば100通りの想いがある。
好きならば好きなほど、その想いは強くなったりする。
そんなファンみんなを愛して、みんなを連れて行ってくれようとするなんて。
それはとても難しいことだと思うのだけれど。無謀にも思えることなのだけれど。
でもすばるくんなら、そんな奇跡的なこともできるかもしれない。
だってすばるくんには歌がある。すばるくんの歌を愛する人たちとなら、好きを重ねて想いを重ねてみんなで一緒に歩いていけるかもしれない。
そんなふうに思ったのは、ツアー初日の名古屋公演が本当にあたたかな愛にあふれていたから。
『Lov U 』ツアーは始まったばかり。これからもっと楽しくなってもっと自由になってもっともっと深化していくのだと思う。
そしてたぶん、今しか観られないライブだ。(ライブはいつだってその時限りの唯一無二のものなのだけど、今回は特にそんな気がしている)。
どうか愛にあふれたこのツアーのライブを、今のすばるくんを、たくさんの人に観てほしい。
こんなにも強くこんなにもやさしい、すばるくんの歌を聴いてほしい。
ずっと思っている。強く強く思っている。
終演後にすばるくんがXにポストしてくれた言葉。
「 最高の時間でした。
ありがとう。
愛してます。」
と続けてくれた想いに、同じ言葉を返したい。
本当に本当に
最高の時間でした。
ありがとう。
愛してます。
ずっとずっと。
『Lov U』ツアー、まだまだ続きます!
ぜひ愛を浴びにいらしてください!↓
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