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5/10 タラチオが大人しく歌うワンマンレポ


こんばんは。空峯 千代と申します。
5/10(土)14~20時に行われたタラチオさんによる無観客ライブ配信「タラチオが大人しく歌うワンマンライブ」、満喫させていただきました。


一言で現すと最高だった。
タラチオさん自身かなり威力の高いボーカルだけれど、ピアノのうぃんぐさんバイオリンのミナツキトーカさん、そしてコーラスののりすとりーさんとメンツが豪華すぎる。
さらに言及すると、6時間配信してて休憩はたった10分
その上、両部チケット購入者はリクエスト可能


...............いや、どういうこと????
明らかに3000円で与えられていいものではない、この幸福。払わせろよ金を。


2/23ぶりのライブ、大変に満足させていただいたのですが、せっかくならこの至福を文章にしたいなと。
ということで、ちょっくら感想書きます
ライブ観た人は思いを馳せて、観てない人は「こういう曲歌う人なんだ」「興味あるから生ライブで歌聴きたい」と少しでも感じていただければ重畳です。


情緒崩壊セトリくん

まずセトリくんが神なので見てくれ。
リスナーのリクエスト曲も最高にセンスいいから。
ほんともうこれだけで白飯3杯分のエモだから。

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⬆訂正:吉原ハラスメント✕ 吉原ラメント〇

セトリメモ提供:A氏

1日経った今でも曲タイトル眺めてるだけで泣きそう
特に、viviは初めて参加したタラチオさんのイベント 2016.2タラバ道頓堀の1部で歌ってくれた曲。
君の体温は地元のタラバイベで歌ってくれた曲。
ワールドランプシェードは私に音楽をもう一度愛させてくれた曲。
イミテーション・メサイアは私を救ってくれた曲で。不思議とライブで人生振り返ってる気分になりました。偉大だね。


おうたの感想

こっからは全部の歌に対して感想垂れ流しちゃうと感情の源泉かけ流し状態になるので
いくつか刺さった歌をピックアップして話させてね。


ワールドランプシェード
一発目でこれ.........?
初っ端から刺しに来るのダメだと思うの。
優しいのにサビの「つげられたって」が力強く美しい。
「黒い空」からの「話してよ」までの繋ぎ方が素敵でピアノが相まって音が降り注いでくるようでした。


シャルル
過去投稿作を今の実力で聴ける贅沢よ。
そしてまたね、うぃんぐさんのピアノが軽快で歌詞の物悲しさを少し抑えてくれるの。
サビ部分「愛を歌って」の「歌って」が胸に直に刺さる。
ラスサビに辿り着くまでに溜めに溜めて爆発的な威力で歌うのもずるいね。
歌声に呼応して加速するピアノが綺麗に一体化してて新しいシャルルを教えてもらった。


I LOVE YOU
のど自慢放送以来に聴いた。それもフル。
「ウ〜ウ〜ウ〜」のとこ美しすぎんか?吐血するかと思いましたよほんと。
そしてサビの「きづ〜〜〜く」の「づ」がまるでお布団。柔らかな布にくるまれているような絶妙な高音。緩急の付け方も唸ってしまうくらい上手い。
掠れた高音もクシャクシャになったシーツみたいで崩れているはずなのに清潔で美しい。
なによりも、歌詞を噛みしめて大事に歌っていることが伝わってくる。まさに""愛""だった。


月光花
 ミナツキトーカさんのバイオリンが美しい。
そんでジャンヌ似合うなおめえ。
サビに向かって上昇していく歌声が格好よかった。バイオリンとピアノは繊細なのだけれど、反面力強いタラチオさんの歌声が呼応していて。三位一体が非常によかった。素敵なゲスト呼んでくれてありがとうございます。


1925
ピアノの音がレトロで女学生が階段を一段一段降っていくような。そんな音。
これも過去投稿作だが明らかにパワーアップしている。曲特有の気だるさが有りつつも歌声はやはり強い。
「ずるい ずるい かわーいくない」の部分、あんたがずるいわ。


チグリジア
「いけるだろ。やった。」じゃねえよ。
ピアノが走りつづけるなかで同じく駆けつづけるタラチオさん。息継ぎどうなってんだ...?
そしてビックリしたのは聴いてて感じた純粋なこと。
「これは観音坂独歩じゃない。タラチオさんの詩だ。」「ラップじゃない。歌だ。」
それも「どうせ今日も歌うしかないんだ」はタラチオさんの言葉としか思えないほどだった。正直、動画の歌い方よりしっくりきてて俄然ライブで聴きたくなった。


月のワルツ
名曲中の名曲。そしてこれを歌いこなせる実力。
フラフラしているようで軸がしっかりしていてどこまでもブレない歌い方に魅了されてしまう。
「ワルツ」の「ル」で蕩けてしまいそうになったよ危うく。
「ウ〜〜〜〜〜」が神秘的なまでに美しくて。オーロラが掛かってるみたいだった。ここは北欧。
これも動画化しているけれど是非とも生で聴かせてほしい。

ストラトステラ
つらい時期を支えてくれた私にとって感謝の1曲。タラチオさんの過去投稿作の中で三本指に入るくらい好き。
川の流れのようなピアノが心を洗い流してくれる。そしてピアノに乗せられたボーカルがこちらに語りかけてくる。
奇を衒うでもなくただ真っ直ぐに響く歌声は""悼み""を滲ませつつも労りがあって、なんでも乗り越えていけそうだった。


君の体温
「月が」の伸びが綺麗。
「それだけさあ」のところは潔いのだけれど込められたアイロニーに胸を打たれる。
「もしも」で迷いを見せてきて、「いつまでも」から想いを吐露。
終わりに向かうにつれて少しずつ吹っ切れていくあたりタラチオさんらしい歌い方だなって感じました。
「もどれない」で切って歌ってたところ、格好よかったな。


季節は次々死んでいく
リクエストが叶ってマジでよかった号泣シリーズ。
タラチオさんとamazarashiの親和性は紀元前から唱えられてきたので皆さんお分かりのはずである。
まずファルセットが綺麗すぎて狼狽えてしまった。ポッケに片手を突っ込んだまま歌うのも絵になってて好きなんだよな。
「生きてるふうだ」の「ふうだ」で吐き出すの素敵だった。
かなりミスってたけどそれでもいつかフルで歌ってほしい。お願いします。


ホシアイ
会いに行きますよそんなん歌われたらさ。
出だし 「会いに行くよ今」の時点で胸にクる。なんだその化け物みたいなロングトーンは。
それでいて語りかけるような歌い方。おまえの歌を待ってたんだこちとら。
サビ後の緩やかなビブラートとロングトーンは圧巻。
そして2番Aメロにかかるとアイロニーとノスタルジーを感じさせる歌。こちらへ小走りに駆け寄ってくるようなピアノ。
ラスサビで逞しい意志の強さが全面に出てるような歌い方で攻めてきておいてさ、読み聞かせするみたいに繊細なビブラートで締めるのずるいよね。


vivi
リクエストが叶ってマジでよかった号泣シリーズ2。これは天才。
初めて参加したタラバ道頓堀以来に聴いた。
2番Aメロが好きで。「あなたへと渡す手紙のため色々と思い出した どれだって美しいけれども一つも書くことなどないんだ」。この歌詞をタラチオさんに歌われて泣いた。
サビの「今日の」がしゃがれてて不器用さが伝わってきていいんだ。
Cメロのバイバイは特に沁みる。


Just be friends
カメラに映されたタラチオの表情が悲しそうでよりしんどい。
そっと割れてしまったガラスの破片に触れるような。壊れてしまったものを扱うようなそんな歌い方。
「声を枯らして叫んだ」の「枯らして」が本当に掠れててそれでも力強いの。歌詞をそっと音に置いていくような丁寧な歌い方をしてくる。
言わずと知れた名曲でいろんな方が歌っているけれど、その歌い方はタラチオさんにしかできないよ。


天体観測
エンディングじゃん。11/24ぶりに聴いたよ。
BUMPの中で1番好きな曲が天体観測で。お恥ずかしい話、好きすぎてあまり上手くこの歌の良さをお伝えできません。
この歌を聴いている時に部屋を暗くしてステージライトを付けていたのだけれど、満点の星空の中にいるみたいでリスナーの皆と""天体観測""してる気分だった。1人だけど独りじゃなかった、ありがとう。


革命デュアリズム
シエスタを終えたのりすとりーさんと一緒に。「起き抜けに革命できる?」じゃないんですよ。
しかもできちゃってるし。寝起き5分で。
高音パートののりすとりーさんも低音パートのタラチオさんもどっちもうめえんだ。
2人とも相当実力のあるボーカリストということもあるけれど、ひたすらに楽しそうで。
久しぶりのライブでアガっている事もあって笑顔で無邪気に歌ってる2人を見るだけで沸き立つものがあった。


ピエロ
私が自己形成が上手くできずに四苦八苦していた中学時代にどハマりした曲。
「そんな悲しい顔はしないでよ」って強く訴えかけられたら弱い心が解けてしまいそうになるよ。歌声と共にピアノが語りかけてくる。
なによりCメロで鳥肌が立った。歌詞に共感していることもあるのだけれど。「私も一緒に泣いてあげる」で眉根を寄せて歌うのダメだよ。
最後の「魔法のようだ」の「魔法」が少しガラついていて。不器用な力強さがすごくらしかった。


星の唄
もう全て壊してくれよ。夜空に散らばる星々になりたいよ。ピアノの音そのものが浮かんでいる一等星のようで自身が暗い空に溶け込んでいるようだった。
「期待は大してしてないけど」が酷く響いてしまいました。
タラチオさんが歌ってくれた「星の唄 それは君の唄」。「こんな私にも歌をくれるの?」とひとしきり泣いてしまった。美しい星々に負けないくらい素敵な歌を届けてくれてありがとう。


イミテーション・メサイア
アンコールという名のボーナストラック。
うぃんぐさんのピアノサウンドで全く違うイミテーション・メサイアを見せつけられてしまったな。
恒常のイミテーション・メサイアはゾクゾクするのだけれど、ピアノサウンド品がよく且つ程よい緊迫感を与えてくれる。
広がるのは厳かで静謐な空間。放たれた「壊れないように」が心臓に響く。
「おまえを指した色だ」は何故だかタラチオさんが私たちだけじゃなく自身に向けても歌ってるように聴こえた。


足りないけれど「ありがとう」

長々と感想を書いてしまったけれど。とどのつまりは、すげえよかった。「ありがとう」しか出てこないよ。

今回の無観客ライブ配信、約700人弱の人たちが観にきてて
「よく売れた」って。「出演者のタクシー代まで出せた」って言って笑ってたのが本当に嬉しくて。

ここ数日色々あって、歌ってくれた曲の歌詞を直に突き刺されてたくさん考えてしまいました。本当に大きすぎる力は薬にも毒にもなるね。

なんやかんやライブの後に自分の在り方や生き方を考えたけれど、タラチオさんみたいに真っ直ぐ走って行ければいいとの結論に達しました。救われた1年前と変わらないね。でもこれでいい。

イミテーション・メサイアの後に言ってくれた「終わったら会いに来てださい」に応えたかったけれど答えられなかった。5/10のライブ配信を生きがいして終わってしまった後の自分の未来が怖かったから。

けれど、自分自身が誇れる自分になって会いに行こうと思えました。
コロナが終息してまた皆で暴れられるライブが必ずあるって信じてる。
その時は思いっきり泣いて笑って歌を全力で楽しんでまた元気もらいます。


みんなもその日まで生きような。それじゃあ、また。


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