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#小説

創作大賞2024は、もうすぐ終わるけれどーあとがきにかえて

創作大賞2024は、もうすぐ終わるけれどーあとがきにかえて

note創作大賞2024の募集が、5日前に終わりました。

チャレンジされたみなさま、本当に本当に、お疲れさまでした!

ここnoteの世界のハイレベルなみなさまと一緒にこのお祭りを楽しめたことは、心の底から楽しく、わたしの人生の大切な経験のひとつになりました。
これはきっと、わたしにとって、死ぬまで忘れない体験。

「死ぬまで忘れない」なんて、あまりにも大げさな言葉だなあと、自分でも思います。

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「おはよう、私」⑤(短編連作小説 & 音楽)〜素晴らしいアーティストが加わりました(完結編)

「おはよう、私」⑤(短編連作小説 & 音楽)〜素晴らしいアーティストが加わりました(完結編)

『おはよう、私』(フルバージョン)
  うた:坂本櫻   /    詞・曲: Jaga
  小説:さち

一曲のピアノ曲から小説が生まれ、小説から歌詞が生まれ、糸を紡ぐように織り上げた短編連作小説&音楽、『おはよう、私』。

このたび素晴らしいアーティストを迎え、この作品に歌声が加わりました。
それが、冒頭で聴いていただいた『おはよう、私』です。

シンガーソングライター 坂本櫻 

歌ってくださ

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「おはよう、私」③(短編連作小説 & 音楽)第3話

「おはよう、私」③(短編連作小説 & 音楽)第3話

第3話・青磁

 朝。
 スマホのアラームで目が覚める。
 カーテン越しに伝わる外の世界はまだ薄暗く、僕は小さくうめく。

 うう、なんだかいい夢を見てたのに。
 なんでこんな薄暗い時間にアラームが鳴るんだ。

 さらさらと崩れていく夢のしっぽを追いかけてもう一度寝てしまおうと思った刹那、今日が春休み明けの一日目であることを思い出す。

 スマホの液晶画面は午前7時を知らせていた。
 耳を澄ますと

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「おはよう、私」②(短編連作小説 & 音楽)第2話

「おはよう、私」②(短編連作小説 & 音楽)第2話

前回のお話しはこちら  ↓

第2話・葵

 朝。
 アラームの音が意識に届く。

 細く開いたカーテンの隙間から、細い光がこぼれている。
 ああよかった今日はいい天気なんだなと、まだ半分眠りの中にいる頭で反射的に考える。

* * * *

 昨日の朝は雨だった。

 雨の日は、子どもを保育園に送るのにいつもより時間がかかる。
 レインコートを着こみ、自転車の後ろに乗せた子どもに椅子ごとすっぽり

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「おはよう、私」①(短編連作小説 & 音楽)第1話

「おはよう、私」①(短編連作小説 & 音楽)第1話

第1話・瑠璃
 朝。
 遠く聞こえるアラームの音が意識をたたく。

 細く開いたカーテンの隙間から、細い光がこぼれている。
 ああよかった今日はいい天気なんだなと、ぼんやりした頭で反射的に考える。

 「よかった」と思ったのは仕事で人に会いに行く予定があるからで、晴れていれば移動がらくだからだ。雨ならば広がってしまう細いくせ毛も、今日はきっと大人しく、肩で揺れてくれるだろう。

 ほとんど無意識に

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