【ショートエッセイ】月のウサギ
見上げると月が出ている。
真っ暗な夜空の中にほんのり黄色い満月。
見とれるほど綺麗な丸。
ふと、月にウサギがいる昔話を思い出す。
餅をついているウサギの話だ。
子供の頃には確かにウサギの餅つきに見えていた。
今はどうだろう。
あらためてしっかり見てみると
やっぱりウサギの餅つきに見える。
幼少期と変わらない感覚に苦笑しつつも
なんだかほっとする。
私にもこんなきれいに見えるんだ。
ほんの些細な事に
日頃荒んだ心が救われた。
(200字)
見上げると月が出ている。
真っ暗な夜空の中にほんのり黄色い満月。
見とれるほど綺麗な丸。
ふと、月にウサギがいる昔話を思い出す。
餅をついているウサギの話だ。
子供の頃には確かにウサギの餅つきに見えていた。
今はどうだろう。
あらためてしっかり見てみると
やっぱりウサギの餅つきに見える。
幼少期と変わらない感覚に苦笑しつつも
なんだかほっとする。
私にもこんなきれいに見えるんだ。
ほんの些細な事に
日頃荒んだ心が救われた。
(200字)