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ムツゴロウさんが憧れだった

一昨年他界した、ムツゴロウさんこと、畑正憲さん。
最近の若い人に聞くと、ほとんどの人は、名前も知らないそうです。

『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』が2001年で放映終了してから、もう24年。その後は、ムツゴロウさんをテレビでほとんど見なくなっていたので仕方のないことですね。

私は小学生の頃から、もともと動物や虫などが大好きだったのもあって、以来高校生までずっと、ずっと大ファンでした。

親に頼んでファンクラブまで入り、
ムツゴロウさんが出演する番組は毎回録画し、親が呆れるほど何度も観て、単行本や文庫本も夢中で読みました。

高校生の時、進路を決める三者懇談では、ムツゴロウさんのところへ行きたいですと真剣に先生に伝え、動物王国には働かせてほしいと手紙も書きました(笑)

結局、夢は叶わず、というか諦め、看護師の道を選びましたが、それも実は、医学を学べば、いつか動物関連の方面で使えるかもしれないと、密かに思っていたからで、途中、動物病院でバイトをさせてもらったこともありました。

それから約30年。
結婚し、子供も生まれたりで、なにかと人生が忙しくなり、ムツゴロウさんや動物王国のこと、動物への憧れもいつしか忘れていましたが、

紆余曲折しながら、ふと気づけば、今、こうして田舎に土地と家を買い、古民家猫カフェという、動物王国と比べれば規模も小さくて、動物も猫だけにはなっているものの、ちょっとした動物王国のような感じに・・・。

あれ?!
いつの間に夢が叶ってる!!
無意識にでしたが、最終地点は、こうして猫という動物に囲まれて暮らせていました。

これまで、

「ここで住みたい!大きくなったらここで働く!!」と言ってくれる子供さんや、
「バイトでもいいので募集してませんか?募集する時は連絡ください!」と言ってくれる人、

また、将来、動物カフェや保護猫活動を夢見ている人からは「こういうのが理想です!いろいろ教えてください!」と、感激して言ってくれる人もいました。

ムツゴロウさんや動物王国には足元にも及びませんが、ひとつの形として、少しでも夢のようなものを誰かに渡せているのかな、
誰かの心に残ってくれたらいいなと思っています。

開業して3年、猫を縁にいろんな人たちとの嬉しい出会いがあり、そして、そこから保護猫たちのこととをはじめ、猫やお店のことのいろんな面で支えてくれる人も増えました。

今は、その縁が円になり、一緒にイベントをしたり、昨年は忘年会も開催しました。
猫を縁に、いろんな人が集まり、つながる、そんな場所に、少しずつなっているのかなと思っています。

もしも、これから、猫や動物関連の夢を持っていて、やってみたいという人がいれば、ボランティアスタッフとしてですが、いつでもウエルカムの扉を開けています。

昨年の『夏(ニャつ)まつり』の集合写真。
猛暑の中、汗をかきながら、みんなでワイワイ言いながらがんばりました。
『そらまめの家とゆかいな仲間たち』です。


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