【家庭菜園】畑の土のPHをPHメーターで測ってみては?

 こんにちは、そらまめです。

 これから「畑の土のPHを測りたい」と思っている方、何を使って測ろうか検討している方向けに、PHメーターなるものをご紹介。

PHを測る方法

何を使ってPH測るか。だいたいこんなところでしょうか。
① PH試験紙
② PH試薬
③ PHメーター(土に挿すタイプ)
④ PHメーター(溶液を測定するタイプ)

 ①②が数百円、③④が数千円といったお値段。正直コストだけ考えたら試験紙が一番安いです。

 PHメーターにその価格差を埋めるだけのメリットがあるかは好みの問題であることを最初にお断りしておきます。

色で判断


 PH試験紙とPH測定液は、反応した試薬の色と測定値のカラーチャートを比較してPHを判断するタイプ。私は以前、これを使ってました。

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画像2


 色で判断するタイプは、試薬の色と色チャートを目視で比較します。リアルな色と印刷物の色が微妙にちがったりするので、どの色にマッチするのか迷ったりすることがあります(これが色判断タイプを使わなくなった理由)。

 家庭菜園であれば大体のPHが分かればいいと思いますので、まずはこれで十分かと。安いですしね。

 測定液の方が色を比較しやすいでしょうか。用途が土壌診断なので、PH5.0~8.0くらいの範囲が測れればよいです。

PHメーター(土に挿すタイプ)

 こんな記事を書いておきながら、このタイプのPHメーターは使ったことありません。すいません。

 このタイプのメータの測定値は、土に挿した部分の接地面積だったり、土の水分量だったり、土の中の肥料の量だったり、といったコンディションに左右されるところがあるようです。

 大体の目安として測るのであればよいと思いますし、何より現場で測れるのが便利ですが、私はぶれない数字できちんと測定したかったのでパスしました。

(ちゃんと使えてるよ!という方がいらっしゃったらお話聞かせてください)

PHメーター(溶液を測定するタイプ)

 本題のPHメータ(溶液測定タイプ)ですが、こんな感じのスティック型のデバイスです(これは私の使ってるやつ)。

PHメーター

 最初は1,000円ちょっとの安いやつを中国の通販サイトで買ったのですが、測定値がフラフラまったく定まらず、1日で捨てました。こんな代物を堂々と売っている中国ってすごいな、と感心したのを覚えてます。安すぎるやつはやめておきましょう。

 次に買ったのが先のメーターです。7,000円くらいだったかな。特にこの製品をお勧めしたいという訳ではなく、最近は色々と多機能なものも出ているようです。(私はこいつで概ね満足しているので、これを使い続けようと思ってます)

 使い方はといいますと、測定したい土と水を混ぜてシャカシャカと振り、できた溶液にメータの先っちょを浸して測定します。と、小数点1の位まで数値で出てきます。こんな感じ。

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 で、PHメーターについて知識がなかったので、これを買って初めて分かったことがあります。買う前に知っておいた方が良いと思うのでご紹介。

校正(液)が必要

 PHメータを使っているうちに誤差が出てくるので、定期的に校正液で修正する必要があります。上に載せた製品の写真に写っている、黄色(PH4)と緑(PH7)のボトルが校正液ですね。

 校正液に浸してみて、PH4でなければいけないのにPH3.9と出てきたら、校正用のネジを回してPH4に合わせます。最近のやつは2点ではなく3点校正だったり、自動なのでネジが不要だったりするみたいです。

 製品によっては校正液が別売りだったりするので、買う前によく確かめましょう。

電極の保護

 電極(溶液測定部)が劣化しないように、未使用時に保存液で浸して保管するのが正しい保管方法なようです。製品自体がこの保管方法を採用していなければ、保存液を別途購入しても適用は難しいかと思われますので、こちらも買う前に確認しましょう。

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       (保存液入りのキャップを付けて保管)


電極は精製水で洗う

 測定が終わったら、精製水で洗って保管します。ドラッグストアで100円くらいなので買っておきましょう。

電極には寿命がある

 機械なので故障するまで使えると思ってましたが、電極(溶液測定部)には寿命があるのだそうです。消耗品ですね。(私は3年くらい使っていますが、今のところ大丈夫) 

 電極部分が交換可のタイプと不可のタイプがあります。交換可の場合、価格、電極が入手可能か、を確認しましょう。

電極

 ちなみに、私の持ってるやつは交換可のタイプなのですが、交換用電極の値段が本体価格と大して変わりません。価格によっては、割り切って交換不可タイプを使い捨てていくという選択もアリかもしれません。(今どきの電池交換ができないスマホみたいですね)

コストに見合っているか?

 さて、高くて色々とめんどくさそうなPHメータでしたが、個人的に感じる一番のメリットは、校正機能で基準が定まるので、「この測定結果は本当に正しいのだろうか」という疑念から解消されることです。

もやもやが解消されてストレスフリーです。買ってよかったと思ってます。

 いきなり購入しなくてもいいと思いますが、もやもやしてきたら検討してみるといいのではないでしょうか。










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