介護施設の選び方 介護施設の見学に行ったら、入所している方の○○を確認すれば(職員の充足具合や適切なケアが行われているか)がわかる。 追記あり
介護施設を探している時に、気を付けて確認しておいた方が良いと思う所をいくつかお話をさせて頂きます。
まずは、施設で生活した場合の一か月間にかかる総費用です。
パンフレットやHPにはいい事しか記載していないところもたくさんあります。ある時から有料老人ホームですら、価格を下げて他者との差別化を図ってきた時期がありました。そしてHPを見ると確かに安くなっているのです。
へたをしたら特別養護老人ホームよりも安いところも見受けられました。
ただしです。施設によっては最低限のサービスしかしないところもありますが、レクリエーションで使うもろもろの費用であったり、オムツ等の費用であったり、入院時に居室を確保する場合の費用であったり、備品(ティッシュペーパーやトイレットペーパーは施設負担のところが多いですが、中には大量に消費したり、無駄に収集する場合には個人負担となる事があります)の費用だったり、施設で提供される食事だけでは物足りないから、梅干しやおかず等を個人が欲しがった場合の費用等は事前に聞いておいた方が良いです。
次は、入所したら最後まで対応してくれるのか?
施設の種類によっては元気で身の回りの事は自分でできる状態の方のみであったり、逆に状態が一定以上の方でないと入所できなかったりします。
ご高齢の方はいつ何時、状態が急に悪くなるかもしれないというリスクが高いので、入所時はお元気でも急に状態が悪くなって、他の施設に移らなければならなくなるなんで事も多くあります。
次は、入所できればそれでいいという方は別ですが、やっぱりちゃんと入所した親族等の様子や状態をできる事なら事細かく見ていてもらいたいと思う方が多いと思います。大きな施設には沢山の入所されている方がいるので、どうしても一人一人に目が届きにくくなってしまいます。人数が少なければ必ずしも目が行き届いているかと言われればそこは施設のカラーが出る所ではあるのですが、ケアが届きやすいのはどちらかと言えば少人数の所だと感じています。
施設の見学に行ったときにじっくりと観察すべき事に、入所者の目やにが付いていないか、爪が適切に切られているか、髪型は整えられているか、適切な服装をしているかをまずは見てください。そんな事かと思われるかもしれませんが、大勢の方を見ている施設では、後回しにされる事が多い箇所となるので、場合によっては口元に食事の痕がついていたり起きた時の寝癖が付いていたり、歯が綺麗になっていなかったりします。
よく肺炎で亡くなった等と聞くことがあると思います。肺炎にも種類がありますが、口の中に食事の残渣物が残っていて、そこから菌が発生してたり、食後後の口腔ケアが不十分でそのまま横になって喉を詰まらせたりと日常のケアから死につながる事はたくさんあります。なので上記にあげた事は大切な事なのです。
面会の時にはより一層気を付けて上記内容を確認はしています。ですがそれすら行わず(人員不足から行うよゆうすらないところもあります)面会スペースまでへお連れしているところもあるので、職員の教育というか人として身だしなみ等に目を向ける事ができる人員がいるのかを確認できる項目だと思います。