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草刈機は神経を使う


早朝から、市の一斉放送で

本日は一斉清掃という事が流れていた。


事前準備の為に母と公園にある

倉庫の扉を開けてほうきや高枝切狭、草刈り機、一輪車等を相当数用意していた。

草刈り機に混合ガソリンを補充し終えて

試運転をし終わった頃に

頭を上げると、すごい数の人たちがいた。

普段見かける人たちはせいぜい数人

なのにこんなに熱心に清掃作業に参加

する人々をみて、

小さいころの子供会を思い出した


そのころは、警察官舎に住んでいたので

子供と大人の割合は半々だったと思う。

皆が顔見知りで。

地域のゴミ拾を拾って

一か所に集めてアルミ缶や

そうじゃない缶を磁石をつかって

分別したり

足で踏んで空き缶を小さくしたりして

終わりにはアイスとジュースを貰って飲んだなって

でわたしは最近、

職場で草刈り機の使い方を教わった。

一度やってみたかったから

そして今回草刈り機を使って無我夢中で草を刈っていた



草刈り機って

ブイーンと振り回していれば適当に

草が刈れるものだと思っていたけど

背丈の長い草は刃に絡みついて

動きが止まってしまう。

わたしは座高が高いから、

地面に対して平衡に刃をあてることが

しにくいのでスクワットの中腰の体制でやっていた。


草刈り機を使った草刈は

性格がそのまま

草を刈った後の姿に直結すると感じた

丁寧な人は根元からきれいに

そして刈った草も一定方向に

きれいに集められている

初心者なわたしは草を刈ったあとの姿

がざんばら髪状態で、

刈った草も四方八方に飛び散っている


それと、草刈り機は

めちゃくちゃ怖い機械だという事を

草を刈る人はもちろん

草刈機の側を通る人も知っておいてほしいと感じた

それは、草刈り機の切断能力が

異様に強力だということ

回転数が上がっている状態で太い木に当たると、スパッと深い傷がつく

人間の指や足首に当たってしまった日には、血しぶきものだと思う。

だから草が絡まったとしても

エンジンを切ってから、からまった草を取り除いていかないと指は飛んでしまう。実際に中学の先生は指をなくしている。

それと、エンジンをかけている時には、草を刈っている人はほぼほぼ、周りの音が聞こえていない。

なおかつ音がした方を草刈り機ごと振り向いてしまうと振り向いた先の物をスパッと切ってしまう。

だから、草刈り機を使っている時にはめちゃくちゃ気を配って、いい意味で緊張している。
今日なんかは、小さい子供もたくさんいたので、子供たちがその場をさるまでは何もしないでじっとしていた。


とはいえ、草刈り機を使うと、手作業よりは効率よく、きれいに狩り上げられる。そんな緊張の下使用していたからか、

母から、Applewatchに電話が入って

「もう皆んな終わって帰っちゃったけど、どこにいるの?」と言われるまで時がたつのを忘れて夢中で取り組んでいた。


というお話でした。



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