中野浩作/Theater Hanairo

演出家/詩人 葬祭ディレクターとして名古屋市内の葬儀社に勤務。 20代すべてを演劇に突…

中野浩作/Theater Hanairo

演出家/詩人 葬祭ディレクターとして名古屋市内の葬儀社に勤務。 20代すべてを演劇に突っ込み、その経験を活かして初心者向けの演劇講座を開催しています。

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自己紹介

はじめに中野浩作と申します。 名古屋市内の葬儀社にて葬祭ディレクターとして勤務しつつ、名古屋でartの面白さを広めるために活動しています。 ◆現在の主な活動  主催者としての活動  【シアターハナイロ】  1・月一に一度の開催    ・初心者向け演劇講座  【Art team Palette】  2・半年に一度の開催   ・趣味のart展示会  個人としての活動  1・詩人   ・東京~名古屋にてポエトリーリーディングを主としてライブハウスなどで発表およびスラムバトル出場

    • 詩/絹ちゃん

      覆水盆に返らずと言いますが、 あの子はお盆に帰ってきます。 ヒノキの枝に火を点けて、 かがり火焚いて、あの子を待とう。 けれども、 待てど暮らせど帰ってこぬのは、 きっとあちらが楽しいからで、 それならそれで良きことと、 思いもするがいと悲し。 絹ちゃん。 空が瞬きした日から、 79年が過ぎ去った。 長生き往生、火葬場で、 母はからりと、骨となった。 絹ちゃん。 絹ちゃんはおおよそ人の死に方じゃあなかったねと、 母のお舎利をひろって思う。 僕

      • 『お前の出番はまだだ。』2024/08/17 KSJ裏名古屋大会感想

        2024/08/17 コトバスラムジャパン2024裏名古屋大会 出場した。 結果は決勝戦敗退(決勝戦進出4名中3位) 得点は27.5だった。 2017年のポエトリー・スラムジャパンに初出場をしてから5回ほど出場しているが毎回初戦敗退で、今回がはじめての決勝戦進出だった。 まぁ、悔しいわけで。 決勝戦で自分の出番が終わり、クノタカヒロのパフォーマンスの最中に負けを確信して、悔しさで涙があふれるぐらいには悔しかったわけで。 祈りとかじゃないんだよな。 決定的に「負け」の確信が

        • 詩/ ビオランテ

          何者でもない花。 私の体には骨があります。 腕があります。口があります。目があります。鼻があります。 私の体には花が咲いています。   けれども、   私の心には骨はありません。 腕はありません。口はありません。目はありません。鼻はありません。 私の心に花が咲いています。 いつも、 私の花は小分けにされたり、十把一絡げに売られたりします。 あるいはもっと、 解釈され、解体され、解剖され、片付けられて、 いつのまにやら忘れられて埃をかぶる。 路上に

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          artの為に生きているのだと言おう。

          SPIRIT(いつも綴りが違う気がする)のホストが代替わりするとのことなので、ここ数年の自分の動向を振り返ってみた。 スマホの画像フォルダを見てみると、東京から出て5年が経過していた。 「もう」と表するのか、「まだ」と評するのかよくわからないが、「まだ」の方が正しい気がする。 2019年に東京を出た。 仕事を辞めて、リゾートバイトを始めた。 上高地→伊豆下田→鳥羽 この時点で2020年だ。 当時抱えていた借金があと2か所ぐらい観光地を回れば解消できるめどが立ったので、2

          artの為に生きているのだと言おう。

          ナゴヤはいゆう寄席出演してきました。

          さて、先日の5/25.26と【ナゴヤはいゆう寄席】に出演して参りました。 こちらの企画は小名古屋落語会さんが主催されている「名古屋の小演劇俳優が落語に挑戦する」という企画で、10年前から半年に一度定期開催されているイベントとのこと。 詳細はこちら↓↓↓ 今回、ひょんなご縁で、こちらの企画に出演することになりました。 (とは言っても、自分で出たいです!と申し出たのですが・・・。) 落語を直に見た回数は少ないのですが、動画などで落語を見るのは大好きで、話芸という能力を楽しむの

          ナゴヤはいゆう寄席出演してきました。

          私のことを語ってみる。 パート1

          30代も残すところあと8か月。 自分の想像とは違う40歳になりそうだけれど、それでも何だかんだ楽しく生きています。 というか、自分が40歳を迎えるだなんて未だに信じられない。 本当にやって来るんだな、40歳って(笑) 独身で、結婚をしたこともなく、何だったらこの10年恋人もおらず、借金を抱え、貯金もなく、賃貸マンションの1Kの部屋に住み、会社員をしていて、役職もついていない一般社員で、何か特別な技能や資格があるわけでもない。 けど、別に将来に絶望や不安は感じていない。 なぜ

          私のことを語ってみる。 パート1

          残念ながら猫は飼えないのですよ

          11月からこっちしばらく忙しい日々が続いている。 一番のトピックスは仕事で名古屋演劇界隈の方に再会したことだろう。 「まさかそんなことが」 という驚きと、これも何かの縁なのだろうな人生の奇妙さを感じずにはいられなかった。 Zippoを買った。 赤くて、鈍い色。明かりの加減で黒くも赤くも見える。 時代に逆行しているとは認識しながらも、自宅の100円ライターが無限増殖をしていくので、食い止めるために購入した。それに憧れ。喫煙者としてのアクセサリーとしてZippoはいつまでも憧れ

          残念ながら猫は飼えないのですよ

          東京遠征「詩から始まり、緊縛で締める帰郷」

          忘れもしない、6月のNSWS。 三木が名古屋に来ているってんで、仕事が定時に終わったので会いに行くかと思い、御器所のなんやへ向かった。 鈴木陽一れもんさんとは多分それまで会ったことがあったか、顔を見たことがあったかどうか。 ただ、どういうことをやられているのかは知っていたし、先輩の世代であることも認知していた。ご挨拶をさせていただいた瞬間に人となりがわかって、嬉しかった。 で、行くならやるかってんで、エントリー。 勝ってしまった。 あの時の久しぶりの即興詩の感覚はすごく不

          東京遠征「詩から始まり、緊縛で締める帰郷」