後悔
こうして無事に准看護師資格を取得。
このまま、あと3年、医師会の専門学校で正看護師資格取得の勉強をしながら働くという選択肢もありましたが、とにかく勉強嫌いだった私。
夕方まで働いて夜間に勉強するのは絶対に出来ないと思い、何とも意思の弱い私ですが、このまま准看護師として働くことを決めました。
資格取得後、私は同病院の脳神経外科病棟に准看護師として配属となりました。まず働き始めて感じたこと。
何て仕事を選んだんだ(汗)・・・
当然ですが何もかもが初めての経験。
まず一斉に行われるオムツ交換。当時は紙オムツではなく、布オムツでとにかく交換後の臭いで気分が悪くなる。
また脳神経疾患を患われた患者さんは嘔吐される方が多かった。
実は私、幼少期に原因不明でずっと嘔吐していた時期があるんです。
小学校に入学した頃から自然と嘔吐することは無くなりましたが、その後も気分が悪くなったり、人が嘔吐するところを見ると心臓がドキドキして手が震え、自分も気分が悪くなり、その場から逃げたくなるという恐怖症様の困った症状があったのです。
どうしてこの仕事に就いたのだろう。後悔しかありませんでした。
しかし後悔する暇もなく、仕事に行けば時間はあっという間にに過ぎて行く。
仕事の覚えも悪かった私は先輩看護師さんからため息をつかれる程のダメダメ看護師でした(笑)
それでも同僚と励まし合い、先輩看護師さんたちに支えられながら、夜勤も入り、職場の雰囲気や仕事にやっと慣れてきた半年後の事。
異動の噂が耳に入って来ました。
正看護師から1名、准看護師から1名。
まさかまだ入職したばかりで私はないだろうと思い甘くみていた。
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