うちの子は本が読めない、でもそれ以上の大敵は・・・
うちのむすこは本が読めません。
文章はがんばって読めるようになりました。
100〜200文字程度までいけるようになっています。
読みのディスレクシアって良く言われるのが「文字が踊る」とか「霞む」だとか色々言われますが、むすこの場合は「それは無い」と言っていますし、本を読めない原因をうまく説明ができないので、本当のところは本人しかわからないと思っております。
医療機関の診断では、「文字から意味の想起に苦労がある」とのことですので、そもそも勉強が苦手と言うことになっていてそのあたりなんだろうなとあたりを付けていざとなったら補助しております。
文字からのイメージ想起
文字からの想起といえば、小学生の頃ST先生のご指導を3年ほど通いましたが、日常出くわすもののイメージの想起は問題なくできるようになりました。
例えば「ポストって何色?」(一般的な仕様のポストです。)
もちろん「普通」に答えられば「赤」と答えるでしょう。
でも、小3の頃はむすこは悩むのです。
「え〜と、え〜と〜」(頭の中で覚えているイメージを探し出します。)
「ほら、郵便を出すために、お手紙を入れるでしょう。そうあれあれ!」
そこで「郵便」と言うキーワードで郵便のマークが赤っぽかったのを思い出してつながりました。
「赤!」
ようやく「赤」という言葉を発話ができました。
文字からの意味想起
いまでは、覚えた語彙も増えて学校でも音読させられる部分ぐらいは読めているみたいです。
ただし、読めたとしても意味がその場で特性上わかっているとは限りません。
まじめな性格なので、読みながら一生懸命意味を想起します。
すんなり出てくれば良いのですが、頭の奥から意味を引っ張り出すのに苦労します。
そんな事をしているので、100文字程度の文章で疲れてしまいます。
意味わからなくても、とりあえず読んで見ると言うことをしていけば良いと言う手もあります。
意味がわからなくても、調べたり、時を変えて何度も繰り返し読んでいくと難しい文章でもおぼろげに文章の内容がわかってくる時もあります。
その喜びを知ってもらえれば、もうけもんです。
文章の読み方なんて人それぞれなのでこれを推奨するわけではありませんが、
そもそも、小さい頃から文字、文章理解を苦手にしているので「この本を読め」なんて強制することをした時には、脳がバグってしまい卒倒して泡を吹いてしまうでしょう。
朝読書の時間
そんなむすこですが学校では図書室で「朝読書の時間」なんてむすこにとって地獄のような時間があります。
「朝読書の時間どうしてる?」と聞きました。
「朝読書は、詩とかサッカー関連の本とか見てるよ」
「自分に合う本があった?」
「あるよ、大丈夫」
先生には、いざとなったらオーディオブックとか読み上げ等をもたせると言ってあるのですが、自分で自分に合う本を見つけてなんとかやり過ごしているようです。
漫画は大敵
ぼくの愛読書として「アオアシ」と言う漫画があります。
途中で終わっていますがNHKのアニメでもやっていました。
高校生ユースのサッカー漫画です。
むすこもNHKのアニメは見ていました。
それをKindleで熱心に読んでいると、むすこが声をかけてきました。
「おとうちゃん、アオアシ面白い?」
「うん、おもしろいよ。」
「どうやって読めばいいの?」
そんな事を言ってきたので、むすこのiPadにKindleを入れてあげました。
むすこ的には、文章より漫画の方が大敵です。
文字+画を読み取っていかないといけません。
さらに、ゴチャゴチャ感のあるもの、特に漫画の構図はかなりゴチャゴチャしています。
そう言ったものは「目がチクチクしてやだ」と敬遠していました。
そんなむすこが漫画に興味を出すなんてと、これはこれからの成長の第一歩になるんじゃないか?
そんな気がします。
さて、Kindle入れてやったと言ってもいつから読み始めるかはわかりませんけどね(笑)
でも、サッカー少年としてこの「アオアシ」ってこれからの進路の参考になるかもよ。きっと。
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ご覧いただきありがとうございます。サポートいただいたお金は、むすこのディスレクシア向けの教材等、今後の活動資金とさせていただきます。