見出し画像

ドラマ「ライオンの隠れ家」を見て

今年はアニメばかりでなく、新作のドラマも見た年でした。
(ぼくはNHK以外はNetflixで見ています。)
そのひとつにこの間終わった「ライオンの隠れ家」は特にぼくの心に響き、思い起こすものがありました。


最後まで楽しめました。

ASDの青年を取り巻く出来事を描いたドラマでした。
途中サスペンス要素が入ってきたのはドラマ作成上仕方のないことかもしれません。
その中でも兄弟、親子、周辺で支えてくれる方々そして将来と最後の着地点をどうなるのか?
それに注目しながらも、かわいいライオンくん(子役)やASDであるみっくんの演技、思いやりのあるやさしいお兄ちゃんの面倒見の良さとその反面の葛藤がよく描かれていて最後まで楽しめました。

うちのむすこと共通の点

うちは、診断は無い「学習障害っぽい」と言われたディスレクシアのむすこがいます。
このドラマの中で時間や期限を断定しないと不安になるみっくんが「それは、何時ですか?」「それは明日ですか?今日ですか?」とお兄ちゃんに聞いてくるシーンが何度もありました。
そのシーンを見ているとうちのむすこもやたらに聞いてくる事を思い出しました。

コミュニケーションの塊のむすこ

むすこは、ASDでよくある特徴の他人とのコミュニケーションが苦手だったり、話し言葉が双方向に展開できないと言うことは全くなく、むしろコミュニケーションの塊の男子です。
従って、診断は全くありませんのでASDとは無縁と思っていました。
それにこれまでに受けた数々の検査や、医師や心理師先生の診断でもその分野に関しては問題無いものとしてきました。

他に気づいた共通点

しかしながら、このドラマを見ていて、自分のやりたいことへのこだわり(むすこの場合は、体を鍛える、サッカーの技を覚えること)、困った事や苦手な事に直面した時に体を前後に揺すったりすること(むすこの場合は学習している時のみに過度にストレスがかかった場合に起こる)、そして上述の期限断定しないと不安になるその様子がむすこにASDのある部分が影響しているものと感じました。

得意な事を伸ばす方がその子にとって得策かも

このことは普段から明るくてどこに行ってもコミュ上手のむすこです。
ASDの診断をするにしても全く無縁そうですし、それをもし注意しないといけないにしても他の特技を伸ばし活かす方が得策だとぼくは思っています。

しかしながら現実の問題として、むすこのディスレクシアに影響しているのは、その診断をするには大変軽微であってもこのような要素が影響しているのではないかと、素人の見立ててではありますがそう感じたのであります。

自分で決めた道に突き進んでほしい。

最終回では、自分の道を迷いながらも決めていった兄弟。
きっとある程度大人になってしまったから迷いに気づいてしまっているからだと思います。
うちのむすこはまだ14歳、迷いなく将来の道を決めています。
まだまだ自分のこだわりだけで突き進める年齢です。
自信のあることをとことん極めていってほしいと考えています。

最後に、ぼくは医師でも公認心理師でも認証心理士でもありません。
あくまでも、その分野の素人の親としての見解であることをご承知くださいませ。


いいなと思ったら応援しよう!

sorairo555
ご覧いただきありがとうございます。サポートいただいたお金は、むすこのディスレクシア向けの教材等、今後の活動資金とさせていただきます。