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【中編】ひとりで台湾行けるかな?~二泊三日のトラブル付き海外旅行~【夜市とお土産と勉強編】

前編はこちらから。



~前noteのあらすじ~
台湾に着いた。
飲み物でかくておなかちゃぽちゃぽ。




……前回「後半に続く」といったな。
……あれはウソだ。
ウワッー!!

※お詫び※


台湾旅行のnoteにつきまして。
「前編」と「後編」に分けて構成予定でしたが、配分ミスって後半のボリュームがえげつないことになることに気がついたため、「中編」を差し込むことにしました。
なんで今回は「中編」です。許せ。
というか2泊3日の旅行なのに一日目の前半部分だけを前編でまとめたら絶対尺おかしくなるって気づくようわなにをするやめ。


気を取り直して再開。

というわけで前回の続きから。
ホテルで休憩をして体力回復をしまして。

何とか買ったジュースも飲み切ることができました。
いや~…きつかったねェ…。

気がついたら夕方。
台湾は日が長いのか割と明るい。

さてさて、台湾といえば夜市が有名なのはご存じかと思われますが。
せっかくならば規模の大きくて色んなご飯が食べれれるところに行きたい。
美味しいモノを求めていざ出陣!
移動のために電車に乗りましょう。

お土産を求めて


牛乳大王ってすごい名前だね


……の前に一旦、中山(ジョンシャン)駅で途中下車。
お目当てのお土産を購入するために『オークラプレステージ台北』へ。

袋が可愛い


欲しかったのはミルクヌガー。
店内はそこまで混雑しておらず、特に並ぶこともなく購入完了。
日系ホテルのため店員さんは全員ゴリゴリに日本語話せてましたね。
分かる人には分かるかもしれない。
「ちいかわ」で有名なナガノさんが連載していた「食べ歩きクマ」という作品に出てきたことがあるお土産ですね。
漫画で読んだ時から気になっていたんですよねぇ。

オブラートごと食べる


帰国後に実食しましたが、優しいソフトミルクキャンディの中にピーナッツやマカダミアナッツが入ってて食べ応えがありました。

この後は目標の夜市まで徒歩で移動。
日本とは全く異なる街並み過ぎて、歩いてるだけで楽しい。

いざ、食べ歩きの寧夏夜市へ


ピカピカ看板


そして到着しましたのは『寧夏夜市(ニンシャー・イエスー)』
地区ごとに色々な夜市が開催されているのですが、ここの寧夏夜市は規模こそ小さめなものの、地元の人も多く利用するぐらい美食ぞろいの夜市なんだとか。
ここ一帯にあるのがほとんど屋台、屋台、食べ物屋さん……夢みたいだぁ。

よっしゃー!食べて食べて食べまくるぞー!

爆食開始

調理工程が見えたりする


まずは『圓環邊蚵仔煎』(ユエンファンビエンオアジェン)へGO。
ここは1965年に創業し、ミシュランにも選ばれている老舗の名店です。
ピーク時を避けるように向かったのですが、すでに行列が。
それでも店内の回転は早いのか、10分前後であっという間に順番が回ってきました。

店内は白を基調とした明るい雰囲気。
ちなみに当たり前のように相席でした。

ものの数分で提供

それでは早速名物を食べましょう。
蚵仔煎(オアジェン)85元。
牡蠣のオムレツですね。
卵の中に牡蠣と野菜がこれでもかと入ってますね。
なんというか、もちもちとした独特の食感にプルプルとした甘辛ソースが絶妙にマッチしてて美味しい。
ソースにはニンニクが使われてるのかな……?結構スタミナ感満載な味付けがする。
実は牡蠣は苦手寄りの食材なのですが、この濃いめの味付けのおかげで臭みを感じずに食べれましたね。
美味しかった!ご馳走様でした!

次は何を食べよう……とその辺をウロウロしてた時。
イイ感じのフレッシュジュース屋さんに遭遇。

お店の名前読めない


愛想のいいお姉さんが「作りたてですよ~」と優しく声をかけてくれたのもあり、フラッと引き寄せられる。
へぇ、種類も豊富で日本じゃまず見かけないようなパパイヤやサトウキビ……どれも気になるな。
でも今さっき出来たばかりといってたスイカジュースにしよう。

サイズは……そうだな。
「普通くらいのMサイズでいいかな!」

……

………


…………


何やってんだお前ェ!!!!!!!!

おバカ!!!!!!!!!!!

なんで…!!なぜ学ばないっ…!!

さっきこれで痛い目みたばっかりだろうがっ…!!

ソライヌは……二度刺すっ……!!

ちなみに西瓜汁(スイカジュース)は甘くてさっぱりしてて美味しかったです!!
前回の激甘ジュースよりは飲みやすかった印象。
値段のメモ取り忘れましたが50元ぐらいだったと思います。

結局クソデカジュース片手に台湾をうろつくソライヌ。
続いてお目当ての屋台である『方家雞肉飯(ファンジアジーロウハン)』へ直行。

テイクアウトとイートインで列が別れてるよ

ここも人気店らしく普段は長蛇の列になることもあるそうですが、今回はすんなり入店できました。

鶏肉かけ飯

食べるのは店名にもなっている雞肉飯(ジーローハン)35元。
前回食べたのがこってり系豚肉かけご飯とするならば、こっちはあっさり系鶏肉かけご飯といったところでしょう。
しっとりとした鶏肉としょうゆベースのタレが白米とマッチしてて美味しい。

迫りくる違和感

しかしこの辺りで異変が。
この感じはもしかしなくても……!!


イヌに電流走るーー


お手洗いに行きたい!!!!

そらそうだろ、スイカジュース以外にもたらふく飲料がぶ飲みしたんだから。
仕方ない、ここは夜市を離脱しよう。
食べたかったものは食べられたし、だいぶ夜も更けて賑わってきたのでね。
……と思った矢先に二個目のトラブル。

台湾、公共トイレがない!!!!

ビックリしたけど、コンビニに行ってもトイレは使えなかったんですよね。
公園とかにも公共トイレが見当たらなかったし。
……よくよく考えたら日本が異常なのか。
どこにでも清潔なお手洗いが使えるってありがたいことだなぁ、と実感したりしました。

顔は平静を装いつつも駆け足でトイレを探すソライヌは、さぞ滑稽だったことでしょう。
膀胱が爆発するのが先か、トイレというオアシスを見つけるのが先か。
この時は割と本気で尊厳破壊の危機を体感してましたね。
嫌だなぁ、異国の地に来てまでプライドへし折られるの。

まぁ無事に見つけられたんですけどね。
しかし、まさか駅まで戻ってくる羽目になるとは。

大事にならずに済んだのでよかったよかった。

夜はいっそう賑やか

そのまま西門まで移動してホテルに帰宅。
帰ってきたころには夜の22時くらいだったかな。

帰りの道中良さげなBAR見つけたけど、
流石に入る勇気はなかった。


お風呂入ってひと段落したり、荷物の整理をして明日に向けての準備を済ませたり。

……だが、小腹減ったな。
あれだけ夜市で食べたにも関わらずお腹は空くのな。
生きてるからね、仕方ないね。

よーし、いっちょコンビニに行くか。

ちなみに台湾のコンビニは日本でもおなじみの『セブンイレブン』や『ファミリーマート』があります。
けど面白いのは見知らぬラインナップが大量にあること。

めっちゃ種類あるやん

相変わらず飲み物がビッグサイズだったり。

デッッッッッカ

なぜか大量に牛乳が置いてあったり。

楽しいな~…知らないものを知るっていうのは。

気になったものとついでにお酒を買い込みつつ購入してきました。

晩酌セット

台湾ビールと茶葉蛋(チャーイェダン)。
値段は忘れた。

ビックリしたよね。
おでん売る感覚で殻ごと茹でられた煮卵が売ってるんだもん。
写真は撮り忘れたので、各自調べて欲しい。
写真を撮り忘れてしまったのが残念ですが、結構見た目はグロい……というか黒い。
台湾のコンビニの独特なニオイの発生源は9割がたコレを煮てるニオイかと。
食べたい分をビニール袋に入れてお会計スタイル。
まさかこんな形で煮卵を持ち歩く日が来るとは思わなかったよね。

殻をむきむき

卵の味自体は思いのほか普通。
というよりも、まだ煮えてなかったのかな?
ほんのり八角とスパイスの香りがする程度なので、強烈な匂いの割に食べやすい。
台湾ビールは……うん、子供舌の自分にはまだ早かったかな。
でもビールの中でも飲みやすい部類だと思う。

卵をビールで流し込んで晩酌して、そのまま熟睡しました。

台湾旅行二日目(西門~台北)


車窓から


おはようございます。朝です。
いきなりですが高速鉄道から失礼します。
高速鉄道とは新幹線のことを指します。

目的地に移動するために朝一に移動。
券売機でつまづきかけたけど無事買えた。

朝飯チャージ


朝ごはんはコンビニで買ったおにぎりとお茶。
このおにぎりの具が変わってて面白い。
肉鬆(ロウソン)と書いて肉でんぶ。
サクサクとしゃりしゃりの食感が混ざってて甘い味付けがします。

茶王、強そうな名前


そしてお茶。
ジャスミン茶と緑茶を混ぜて薄めたような味わい。
そしてここに来てお茶がありえないくらい美味しい。
昨日はジュースしか飲んでなかったからなぁ…口の中が甘ったるくならないだけで、こんなにサッパリするとは。


台中(タイツォン)駅に着いてからの……。

ローカル線で台鉄台中(タイツォン)駅へ移動。
名前が一緒だからややこしいけど、別の駅なんですよね。
方や新幹線用の駅で、もう一方は在来線の駅ってカンジです。

病院?いいえアイス屋さんです!


着いたぞ!!


そしてテクテク歩いて『宮原眼科』(ゴンユェンイェンクー)に到着!
ここは元々戦時中にあった眼科をお菓子屋さんに改装してできたお店なんだとか。
ちなみに日本人である「宮原武熊」さんという方が開院したため、台湾でも「みやはらがんか」で通じるケースも多いらしい。
レンガ造りの佇まいがかっこいい。
お菓子だけでなくレストランも完備されてます。

中に入ると行列が

今回のお目当てはここでアイスクリームを食べること。
列に並ぶ→紙のメニューを手渡されて内容を決める→順番が来たらオーダー→お会計→番号札で呼ばれるまで待機、のベルトコンベヤ形式。

皆さんなら何食べる?


日本語メニューも完備されてました。
想像以上にアイスの種類が豊富で悩む……どれも気になる。

オシャレってヤツだ!

アップルマンゴー&レーズンマスカルポーネ(ダブル)+ワッフルコーン+チーズケーキ&パイナップルクッキー(無料トッピング)
お値段はしめて200元(ダブル:180元+ワッフルコーン:20元)
※トッピングはアイスの数だけ無料で選べるよ。

どのアイスも魅力的過ぎて悩みまくったので、店員さんに「人気のフレーバーください」と言って教えてもらったのがこの二種類。
マンゴーはわかる、台湾はマンゴー有名だもんね。
けどレーズンマスカルポーネは予想外だったな。
肝心なのは味ですけどね。

アップルマンゴー!期待通り美味しい!
見た目の割に甘さ控えめだけど、所々に果肉らしき繊維があって美味。

そしてレーズンマスカルポーネ。
……まさかの『台湾旅行で食べた美味しい物ランキングbest3』に食い込むぐらいむっっっちゃ絶品。
え?なんだ?何が美味しいんだ?
アイスの使われてるチーズか?濃厚で口当たりがこってりとしてるけど、後味がしつこくない。
そこにアクセントとしてレーズンがいい仕事をしてる。
ほえ~……自分だったら絶対選ばん味だったけど、これはいい発見をしました。


暑かったのもあって10分もかからずペロッと食べきる。
……どうして、食べ物は食べてしまうとなくなってしまうんだろう(?)
トッピングのチーズケーキとパイナップルクッキーも箸休めとしてgoodでした。

爆買いお土産物色会


入口から洒落とる


さてさてお腹も満たされたので、色々とお土産を買い漁りましょう。
外観も素敵だな~と思っていたけど、店内もお洒落だ。

こんな機会滅多にないから気になるものからカゴに入れてく。
仕事でお世話になってる人の分と、兄貴の分と、それからそれから……。
次いつ来れるかも分からないですからね。
友人たちにお使いという名のお土産リクエストも大量に頼まれていたので、それらを一気に購入。
一部商品は試食が出来たりするんですが、全部美味しい。


あとね、ここは店員さんがすっごい丁寧で優しかった。
接客とレジを担当してくれたお兄さんが色々と親切焼いてくれて、押しつけがましくない範囲で「これとこれセットにすると安くなりますよ」と教えてくれたり、「賞味期限が長いのあるので取ってきますね!」と裏に回って商品を取ってくれたり「あと20元で免税になります…!一番安いのでコレなんですけど…!どうします…?」とわざわざ聞いてくれたり。

このお兄さんだけじゃなくて、アイスを売ってくれたお姉さんや、外を巡回してるおじさん店員さんもみんな元気に「来てくれてありがとうございます」って言ってくれたりしてね。
……たとえ営業文句だったとしても、自分はこういう気遣いや優しさに弱いから、人のぬくもりに涙しそうだった。
あとみんなナチュラルに日本語話せるの強すぎないか……?

気づいたらかなりの額買ってたが、まぁいいだろう。
これも経験としての必要経費だったってことね。
いい場所にはお金を落としていきたいもんね。
帰国した後にここのクッキー食べたけど、これもまた美味だった。

皆さんも台湾に来た際にはぜひ!宮原眼科をご利用ください!

任務完了!午後のスケジュールに備えて移動する!



……

………

そして悲劇は突然やってくる。

最大のハプニング、発動

結論から何があったか申し上げますと「電車を乗り間違え」ました。
進行方向と逆かつ乗るべき電車を乗り間違えてしまったんですね。
台湾のローカル線のトラップとして、同じホームに違う路線の電車が止まるのがあげられます。
分かりやすく言うと、新宿駅のホームで都営新宿線と都営浅草線がおんなじ8番乗り場にやってくるイメージです(?)
書いてみたけどいまいちわからんな。
要は乗り間違えたら最後、知らん駅に連れていかれます。


こう聞くと「そこまで大したトラブルじゃなくね?」と思われるかもしれません。

……圏外になったんですよ。スマホ。

例え言葉が分からなくても、スマホで検索かければ何とかなる。
そんな文明の利器が使えない。
「……なんか行きの時には聞いたことない駅名ばっかりだな」と気が付いた時には、すでに遅し。
しかも超過疎なローカル駅で途中下車したせいで、無人駅かつ路線図すらない状態。

こうしてnoteを書いている今となっては笑い話ですが、あの時は頭ん中真っ白でしたね。
焦りすぎてなんの写真も撮ってなかったくらいにパニクってました。
脳内でAngelic Angelの絵里パートをリピートしてないと正気を保てないレベル。
「絵里)ココはどこ?
待って言わないで わかってる」

……いやわかんねぇよ……(震え声)

んで、このトラブルをどう乗り切ったか。
幸いタクシーを拾えたので、そのまま台中駅まで戻ることに成功。
カタコト中国語と身振り手振りで何とか伝わって助かった。
……よかったよ、海外で迷子とか洒落にならん。


その後は無事に帰りの新幹線に乗って移動。
この頃には電波も戻ってました。

しかし、ここのタイムロスが響いて後々のスケジュールに影響が。
実はこの後に博物館に行く予定だったのですが、どう頑張っても閉館1時間前にしか到着できないことが判明。

一時間じゃ全館見て回る余裕はない。
どうするか…?あきらめて違う観光場所に行くか…?


でもやっぱり博物館が好き


ここは本館


とかなんとか考えたけど、なんやかんや『国立台湾博物館』へ。
やっぱり行きたいと思ってた場所に行くのが一番だからね。
実はソライヌ、学芸員資格を保有してるので、その勉強と知識の吸収もかねて行きたかったのだ…!



とは言っても時間があんまりないので、サクサクッと見て回ろう!
大人は入場料30元で全ての館に入場できます。

キーウィくん…!

常設展のほかにも渡り鳥をテーマにした企画展も開催してました。

くそっ…!ホントはもっとゆっくり見たかった…!

大好きな鉱石や化石を中心とした展示が多くあって感動しっぱなしでした。
海外と言えど展示方法や誘導法には日本と共通している部分も多く見受けられました。
化石だけでなく動物の剥製がクオリティ高かった。
もちろん独特な見せ方や解説もあって「なぜこういう置き方をしてるのか」を考えさせられたりもしました。
特に体験型のブースが多くあった印象が強い。
展示内容から推察したらターゲットが親子連れという観点からも、親世代と子供世代が一緒に学べることが重要視されているからなんでしょうか。
子供向けの展示コーナーに大人が混じってはしゃいでいたのは内緒だぞ。
……長くなるね、割愛します。

とにかく!!楽しかった!!
時間がなくて別館見れなかったのが心残りですが、また次の楽しみとしてとっておきましょう。

という事で今回はここまで。
次回は夜市と帰国までの様子をお送りします。
今度こそ後半へ続く。


※このnoteを書いてる時、何故か目次が生成されないバグに遭遇してしまったので、後日編集し直すかも。


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