鉄のフライパン育成日記
訳あって鉄製のフライパンをいただく機会がありました。
コイツが中々まぁまぁ使える良き相棒になりつつあるので、少しだけ紹介させていただきたい。
鉄のフライパンの最大の特徴、それはなんと言っても「熱電導率がめちゃんこいい」こと。
あらゆる食材に一瞬で火が入る。最高すぎる。
基本的に「焼く」ことしかできないけれど、通常のフライパンで調理するよりも…なんというのでしょうか…焼き目の表面がパリっと仕上がって、余計な水分も飛んでいい感じに仕上げっている気がします。
今使っているのは20センチ程度の小さめサイズのフライパンですが、一人で使う分にはちょうどいいサイズ感です。
ただ始めに使用する際の下準備はちょいと面倒くさかった。
いわゆる「油ならし」をする必要があるからですね。
油ならしとはなんぞや?という人のために軽く説明させていただきますと、フライパンの表面に油をなじませ、油の薄い膜を作り焦げ付きにくくさせる事です。
一般的に広く普及しているテフロン加工のフライパンはその名前の通り、フライパンの表面に「フッ素樹脂」の加工が施されているため、少量の油でも多少はフライパンにくっつくことなく調理が可能です。
がしかし、鉄製のフライパンにはそのような加工は施それていません。
そのため油なしで調理をしたら100%焦げ付きます。
なので初めて使う際はこんな感じてフライパンの表面を軽く洗ってから…
こんな風に揚げ物でもするんか?と問いかけたくなるくらいの油をダバァして…
一気に油を加熱して馴染ませます。
このまま数分放置してから油をオイルポットなどに移して、ペーパータオルで余った油を表面に刷り込めば油ならしは完了です。
ちなみに以降も調理を開始する際は大さじ1~2の油を使って油ならしの工程は必要になります。
ちょいとめんどくさいね。
まぁしかし手間がかかってめんどくさい分、美味しさはひとしおですから。
シンプルな目玉焼き1つとっても感動しますよ。
白身の端っこがパリッパリに仕上がってめちゃウマです。
鶏肉も皮目がサクサクで中の肉汁は逃げることなくジューシーに仕上がっています。
いや〜最高っすね!鉄のフライパン!
……まぁ扱いに慣れなくて未だに焦がすこともあるけれど、まぁそういうこともあるよね。
油の量を少しでもケチると大体失敗します。
いい意味でテフロン加工の素晴らしさも体感することができますね。
それから使い終わったらすぐに洗わないといけないのも、若干面倒なところ。
放置すると焦げがこびりついてフライパン自体がダメになってしまうそう。
「お皿洗う時に一緒に洗えばいいか~」みたいなズボラ精神が劣化に繋がってしまうという……そのため最近はご飯作り終わったらすぐに調理器具を洗う癖がつきました。
……あれ?もしかしてこれっていいことなのでは?
そんなこんなで、ちょっとした日記程度のご報告でした。
最近は炒飯やオムレツなんかも作ったりもしましたよ。
……写真は撮り忘れたのでありませんけど(´・ω・`)
なんだか鉄のフライパンは我が子を育てているような感覚になります。
皆様も機会があれば、ぜひ。
鉄製フライパンはいいぞ。
ソライヌ