決めない

己の器の大きさを
一体いつどこで
今の自分が限界なのだと
私は決めつけたのだろう
本当は憧れのあの人よりも
大きかったのかもしれない
隣のあの子よりも
もっと個性的だったかもしれない
私にいろんなことを教えてくれた
あの人よりも…
もっともっといろんな意味で
実は個性的で想定外の
大器だったのかもしれない

これまで生きてきた過程の中で
奪い取られたり
へし折られたり
ダメ出しされたりして
私に注がれただろう
様々な運やチャンスは
己の器に留まることなく
こぼれ落ちてきたのだろうと思う
いや、取りこぼしてきたのは私
そして、私の器の限界を決めたのも私
たとえ周囲に邪魔者がいようとも
最終的に決めたのは
私自身ほかならない。
だから、これからは〝決めない〟




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