「ハラスメント」と言われないコミュニケーションのポイント4つ
「ハラスメント」は今では一般的な言葉になりました。
パワハラ、セクハラなど、職場での問題も訴訟になったりメディアに掲載される時代でもあります。
そのような社会背景の中で、
「昔と違ってなんだかやりづらいな」
「ハラスメントで訴えられたら怖いな」
などと思われている方はいらっしゃいませんか?
株式会社ソラハルでは先日ハラスメント防止対策ウェビナーを実施させていただきました。
厚生労働省の定義では、ハラスメントとは上司が起こすだけでなく、部下が上司に対して起こすものや、取引先など社外関係で生じるものまで多岐にわたります。
そのような中で、何がハラスメントとなるのかわからないまま漠然とした不安を抱えている方もいらっしゃると思います。
今回はハラスメントと言われないために押さえておきたいポイントを4つご紹介します。
1.言葉でコミュニケーションをする
身体接触や暴力などの言葉以外のコミュニケーションはハラスメントの定番であるだけでなく、傷つける意図はなくとも誤解を招きやすいものです。そのため、言葉での十分な情報のキャッチボールを目指しましょう。
2.指導は事柄に対して行なう
管理職や後輩の指導をする立場であれば、誤りを正すなどの指導をすることも仕事の一部です。そこで、「あなたはー」と人に対して指導してしまうと、人格否定と言われてハラスメントになることがあります。「この書類のこの箇所はー」などと、具体的な事柄に対して指導しましょう。
3.ブラックジョークは控える
場を和ませようとジョークをいうときに、ブラックジョークは人を傷つけるリスクがあります。「いじる」が「いじめる」にならないように、ブラックジョークは控えましょう。「自虐ネタ」であっても、他人を不快にすることがあります。
4.回数と時間
大切なことであれば念のために何度も伝えたいと思うかもしれません。しかし、内容は正しくとも、回数や時間が過剰であれば業務上相当ではない行為としてハラスメントになる可能性があります。相手が理解してくれているか不安を感じるのであれば、どのように理解したのかを相手の口から話してもらうことで確認することをオススメします。
部下への関わり方に悩んでいる方や、ハラスメントを受けて困っているという時には心理支援について学び、資格や経験を有するプロメンターに相談することが有効です。
メンターはコミュニケーションのスペシャリストですのでお手本にもなりますし、ハラスメント被害のメンタルケアは守秘義務のあるプロへの相談が安心です。
あなたの周りの大切な誰かが悩んでいたら、メンターへの相談を提案してあげてください。
株式会社ソラハルのメンターギフトでは、『身近な誰かを想う気持ちを贈り物に』をテーマにサービスをご提供しています。
現在、法人様向けサービスを先行して提供しています。一般の皆様に御利用いただけるサービスは今春より提供予定です。どうぞお楽しみに!
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執筆者
○中井裕規 (公認心理師、精神保健福祉士、産業カウンセラー)
○大阪心理カウンセリング喜び 代表
○ソラハルメンターギフトのメンターとして個人のメンタルヘルスから心理的安全な組織づくりまで幅広いクライアントの課題に寄り添うプロフェッショナル
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参考
あかるい職場応援団 パワーハラスメントの定義 https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/foundation/definition/about(2022年3月11日)
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