なったことのない感情
不思議な気持ちになる体験をした。
母ともし、今よりもっと遠く離れた所で
暮らすとなった場合
寂しいのかなぁ、なんて考える機会があった。
すると、寂しいかもしれないと思った
私はそれに驚いた
母親が嫌いでも好きでもないような感覚でいたから。
だから寂しいと感じた時
私は、結局母親が好きだったのかと
そこからなぜか涙が出てきた。
そして、普段の生活のあらゆる風景がよぎり
犬と散歩する風景
仕事へ向かう自分
あたりを歩く人
1つ1つの風景に
せつなさと、尊いというか
素晴らしいというか
そんな気持ちを感じ
涙がどんどん出てきた。
その時は夜で、洗濯物干しをしていたのだけど
目の前に見える街灯
自転車漕いでる人
通る車
それらにも
素晴らしい、尊い、というような
気持ちになり
またまた涙が止まらない。
こういう所が素晴らしくて、、
というような理由はない。
ただ、目に入った瞬間
ありがたさと、せつなさが混じったような
そんな気持ちで涙が出でくる。
未来から
あの時のことを思い出したような感じ。
あの時は普通の、なんでもない1コマであった
1つ1つの風景が
幸せなことだったのだと
思い出しながら感じているかのような気持ち、
幸せに包まれていたんだなと。
まさか、街灯にまで
そんな気持ちを味わうなんて
初めてのことだった。
その後は
お風呂に入りつつ
母親のことを思っていた
色々巡らした後
産んでくれてありがとう
という気持ちになった
その時もずっと涙が出ていた。
しばらくすると
いつもの感じに戻り
見るもの全てに
涙するという状態では無くなったので
あれだけ
母親に対して思ったことも
もしかすると
それはなかったかのように
また会えば、今まで通りの
気持ちに戻っているかもしれないけど
つかの間の出来事だったとしても
こんな気持ちを味わえたことに
驚きと
ありがたさ、嬉しさを感じました。
感情って、不思議ですね。
お読みいただきありがとうございました🌟