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【演出応用編ワークショップ-②-】2024・12月開催

そらちょう演出俱楽部 応用編ワークショップファイナルを行ってきました!!!ほわー!!

【ワークショップレポート】

応用編も、映像演出における座学や実写撮影などてんこ盛り!最後まで演出の面白さを伝えられたと思いました!(^^)/

座学内では、同じ台本で2パターンの異なる演出を入れたVコンテを作りました。映像演出のワークショップならではの、驚きや発見を楽しんでほしかったので私もヒーロー愛炸裂させつつ本気で作ったぞぉ!( ^)o(^ )
(これはnoteの別記事にて載せようと思います。)

そして…実写撮影の大実践へ!!正直どうなるかなぁ…という感じで臨みましたが、みんなとても楽しんでいてホッとしました。
実践になったとたん、みんなの目が輝きだす!(笑)

今回は撮影隊と、俳優部門に分かれて撮影を行いました。
私は監督と現場回しをする役です。
演者は、前回の芝居をしっかり作りこんできたようでスムーズに役に入っていました。撮影隊は機材の確認や現場回しに戸惑いながらスタートするも、後半には慣れてきて楽しめていた様子。

正直、俳優より撮影隊の方が3倍は動くので、カメラチームはみんなノンストップで走り回っていました。
CGのクリエイターさんは本来PCモニターを前に不動の姿勢のままカットを作りこむお仕事ですが、実際に生身の俳優(被写体)と生身のカメラマン・カメラや撮影機材という重い現物があることで色んな発見があったそうです。それと、撮影隊や俳優が全員で一丸になってワンカットを作っていくという事がかなり新鮮だったようです。(*^^)v
実写は3D。空間把握能力が身につくし、カメラの置き位置や、トラックレール、被写体の位置関係を目の前で一個ずつ認識していくという事に「体温」を感じたのだそうで、本当やってよかったなと心から思いました。

今回はオリジナル台本を使ってヒーローを撮影するというコンセプト!ヒーローはいいよなぁ!

【脚本と設定】

配役とキャラクターデザインは、かなりワークショップの参加者さんに寄せて似顔絵みたいに作っています(敵も含めて)。そこはグリーンじゃなくてイエローじゃないの?という感じですが、参加した方がグリーンな雰囲気を出していたのでそういう事になってる。(*'ω'*)
アニメイジャーの設定。演出的な視点から、話数やシチュエーションまで指定し、そのうえで演出を考える…というのを前提にしています。おそらくこの後の件で追加戦士か、新アーマー、新アイテム、新ロボが出てきそうですね…という事も加味して考えるのが醍醐味!(笑)

【参加メンバーの感想】

※こちらの感想は全て掲載許可済みです。

CGアニメーター・20代・男性
改めて「演出とは何ぞや」ということを学ぶ機会になったほか、実写撮影の裏側も聞けてとても楽しく学べる機会になりました。 また、今回は演者側として参加しましたが、こちらから見る撮影班がとても大変そうだったのが印象的でした。画面上でサクッとカメラを動かせる私たちはとても恵まれているんだなと感じ、実写の大変さも痛感したワークショップでした。

CGアニメーター・20代・男性
応用編では、カメラワークに関する様々な知識を吸収できただけでなく、実際に経験することで体得することができました。例えば、パンやティルトを実際に操作することで、CGでは簡単に再現できる動きが実写ではどれほど複雑であるかを実感しました。また、CGにしかできないカメラワークや、CGで何気なくつけていたカメラが実写ではいかに大変なのかを知ることができ、今後映画を見るときにはカメラワークにも感動できそうです。被写体の切り取り方で受け手の印象がこんなにも変わるのかと驚かされました。

CGアニメーター・30代・女性
被写体の画面内の収まりとか、絵的にどうであるかは仕事でもよく考えるが、実際にカメラをどこに置いて、どう動かすか、被写体とどのくらい離れると望んだ絵が作りやすいのかをよりステップを追って考える事ができました。 CGだとひとっ飛びにカメラを配置して動かせてしまうが、思ったように動かしやすくない時が多々あるのは、本来こうやって計画を練るターンがあるからなのだと感じました。

【終わりに】

というわけで、そらちょう演出俱楽部もついに応用編の「映像演出」に関するワークショップまでついにやり切ることが出来ました!良かった…。
CGやゲームで映像を作る方々はあまり実写撮影の現場を体験する機会がないというのがあって、けっこう本気で何とか機会を作れないかな…?と長年思っていました。何かしら、発見や楽しさを伝えられたなら本当にやってよかったなと感じます。

演出観点の基礎的なお話は演出基礎編にあって、それは目に見えない技術。
客観視や、物語全体の波の把握能力、間の習得、演出家が言わんとすることを読解できる能力などです。正直、誰も教えてくれません。みんなわざわざここを掘り下げることをしませんが、これこそ最も基礎になる能力だと思っています。
対してこの応用編はよりテクニカルな実践となります。実機を使用して撮影原理を身体に染み込ませるのが目的です。
私は、この二つを必ずワンセットで伝えることが大事だと思って、この倶楽部を立ち上げました。

そして、それ以上に楽しい時間をみんなで過ごしたい…というのが一番に在りました。この2年、ワークショップにかけた時間は本当に楽しかった。
兎にも角にも楽しく!ワクワクで!筋肉で覚える!
皆と楽しめて本当に良かった!!

絵コンテマンが、どこまで皆に伝えられることがあるかな??と半信半疑で勢いだけを頼りに始まった俱楽部でしたが、最後までやり切れて本当に良かった。この活動も、また機会を作って続けられたらいいなと思っています。

ということで、ご覧くださりありがとうございました!(^^)/
※もしご興味あるスタジオや企業様がいらしたら気軽にご相談ください。



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