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【演出基礎編ワークショップ-応用編-】2024・11月開催


CGアニメスタジオにて、演出倶楽部 演出応用編を行ってきました!(#^.^#)

前回の演出基礎編では、基礎であり最も重要な演出についてしか語らなかったのですが、今回はその応用編で実写撮影の世界を軸にやっと「映像演出」に関してお話をさせていただきました!( ^)o(^ )

私は、今主にゲームやCG作品の演出やコンテを切っていますが、もともとは特撮番組の現場撮影隊の中で仕事をしていました。実写で、かつ特撮ともなるとかなり特殊な世界だなと思います。
なんせ、目の前で爆発が起きたり、数百人が合戦をしているのを目の前にして絵を描いたり、怪獣やロボと仕事仲間というので、やっぱり稀有な体験をしていたなと思います。そんな非現実が、私にとっての日常でした。

CG制作の現場では、ここら辺の「撮影現場」に関して見聞きしたり、体で感じる機会はあまりないので、このテーマでワークショップをやってみました。

撮影現場というと、やはりカメラ撮影!という事で第一回目は実写映像の基本原理やカメラワーク、現場撮影隊での回しや、どんな世界なのかを体験してもらうメソットにしました。かなり技術的な話でした。

CGのカメラ付や基本概念と違うところを紹介しながら、本業に役立てるためにどんなことにアンテナを立てるといいのかを紹介していきました。
実写撮影だと制約があるものでも、CGでは可能なものが多い。実写原理を理解したうえで、CGではあえてそれをやる…という二段階構えの考え方が大切だなと、私は思います。

それと、ワンショットを作るのにどれだけの時間や手間がかかるのかを身体で体験すると、作り手も感覚が変わってくると思っています。
トラックレールを敷くのに、ロケーションによっては30分かかるものもある。そんなことを知っていくのはとても大切だと思います。

それと、演出基礎編で行った演劇を軸にしたメソットと、実写芝居の考え方が全く違うためみんな驚いていました。そういうびっくりも含めて、とても大切なことだと思っているので素敵な時間になったと思っています。

私は映画や動画見てても、カメラワークばかり見ている人です。
美しいカメラワークのショットがあると、それだけで感涙しますし、これどうやって撮ったんだろう…?みたいなものがあると、それだけで一日終わります。
中には3年間にわたってとある作品の撮影手法を分析し、仮説を立て、自分ならどう撮るか考えていた時期があります。あえて答え合わせをすぐにせずに、対象の作品にかけた想いや技術、条件は何かを考える。その時間が力になったのです。これも、愛だなぁ。次回のワークショップでは、そんなことをお話していこうと思っています。

映像を作るって、大変だけど楽しい!
みんなでこうして楽しいことを共有する時間がもてて嬉しかったです!
(^^)/ありがとうー。


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