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Photo by
otatakahiko
『「私」たち』
ひとりひとりが
その人の個を生きること
その人がその人であることが
とても尊いことだと感じる
正しさを追及するのではなく
ただ、そうである
それがある
ただ、ある
ということを
ただただ認める
完全に認める
ということができたら
そんなふうでありたいと思う
この地上の
ひとりひとりの存在が
神の体現なら
ひとりひとりは
夜空の星々
一粒一粒
美しい光
ズームアウトすれば
ひとりひとりの集まりは
満天の星空
星雲
銀河
『「私」たち』
かけがえのない「私」が
この地球の無数の「私」の中で
他のどんな「私」とも違う、唯一無二の「私」であるということは
本当に美しい
違いこそ一体感
人と自分が違うのだということを
完全に認めることが
愛だった
分離ではなく
全体を生きることだった
星はひとつ
たとえひとかたまりの星雲に見えても
一色の銀河に見えても
星はひとつ
なのだ
「私」という星
「あなた」という星
「私」と「あなた」は『私たち』
今日は帰り道、大きな夜空にオレンジ色の星がひとつ、瞬いていた
ただひとつ
美しく
あたたかく
きれいだった
私は『「私」』を生きていく
純粋な、生まれもった魂の願いをひもといていく
2022年2月1日 水瓶座新月の日に
祈りを込めて