SORABITO第2創業期の成長を加速させるべく、 ビジョン、バリューをアップデート!
SORABITOは2014年に創業し、建設機械レンタル業界の事業拡大と業務効率化に貢献するサービス開発に取り組む建設テックスタートアップです。実は、昨日5/12がSORABITOの誕生日であり、9期目がスタートしたばかりです。
日本の建設投資額は約60兆円、建設業の就業者数は約500万人という巨大産業ですが、建設現場で稼働している建設機材の6割以上がレンタルで調達されており、約2兆円の市場規模を有する建機レンタル業界は建設業界を支える重要な存在です。
そんな建設業界では、時間外労働の上限規制の適用による「長時間労働の是正」や、職人の高齢化やバブル期入社組の定年に伴う「100万人規模の離職」というリスクが今後数年で到来することから、建設現場の生産性向上が喫緊の課題になっており、様々な建設テック企業がソリューションを展開し、SORABITOもその一部に位置しています。
SORABITOは、2021年以降で3つの大きなトピックがあり、まさに第2創業期が始まったと言っても過言ではありません!
(1)新サービス「i-Rental注文アプリ」(以下「注文アプリ」)「i-Rental受注管理」(以下「受注管理」)、「i-Rental AI」のリリース
(2)7億円の資金調達(2021年5月)の実施
(3)新たに20名が入社、総勢43名に組織が拡大(2022年4月末時点。いずれも正社員)
(日経新聞はじめ多くのメディアの皆様に取り上げていただきました)
このように事業・組織が急拡大中のSORABITOでは、新旧メンバーが安心して事業推進に邁進できる組織環境を作るため、経営メンバーを中心にミッション、ビジョン、バリュー(以下「MVV」)の見直しを実施し、年明けからビジョンとバリューのアップデートを実施しました。
今回は、取締役である会長の青木、社長の博多、コーポレート本部長の中山にそれぞれインタビューを行い、SORABITOの根幹であるMVVに込めた想いを3回に分けて迫ります。
(それぞれのプロフィールはこちらです。他の社員の情報も載せています)
3回の記事で以下の内容をお伝えできればと思います。
第2回(ビジョン編)、最終回(バリュー編)の記事も是非ご覧ください。
SORABITOが考えるMVVの定義
▶︎ MVVはSORABITOの現メンバー、そして、未来のメンバーにとっての羅針盤となり、組織の成長の拠り所
まずはSORABITOが考えるMVVの定義をご紹介します。
そもそも「MVVがなぜ必要なのか?」と思われるかもしれませんが、①組織が果たすべき使命、②その実現に向けた中間目標と③日々の行動指針があることによって、SORABITOの現メンバー、そして、未来のメンバーにとっての羅針盤となり、組織の成長の拠り所になるからです。
まずは、MVVの見直しプロジェクトを主導した中山(取締役コーポレート本部長)に話を聞いていきます。
MVV見直しの背景
▶︎ メンバーの過半数は2020年以降の入社
ー2022年を迎えるにあたり、なぜMVVを見直したのですか?
中山:
先ず、私自身は今回の取り組みをMVVを見直すためのプロジェクトではなく、再言語化するためのプロジェクトなのではないかと考えていました。というのも、SORABITOの創業期から大切にしていた信念は、2022年の今もなお変わっていないと感じていたためです。
実際、本取り組みを通じてメンバーが寄せてくれた多くのコメントを吟味する中でその考えは確信に変わり、結果的に、SORABITOが果たすべき使命であるミッションとその実現に向けた日々の行動指針であるバリューについては、それまでのものを踏襲することとなりました。
一方で、当社も創業9年目を迎え、オフィス徒歩30秒のシェアハウスの床で眠っていた当時からすると夢物語であった世界がいよいよ現実味を帯びてきた中で、社内外問わず多種多様なバックグラウンドを持つ方々が続々とチームSORABITOの輪に加わってくれています。
そのような中では、「床で眠っていたメンバーたち」が敢えて言葉にするまでもなく共有していた要素も含め、改めてしっかりと表現することがSORABITOの現在と、それ以上に未来のために必要ではないかと考えたのです。
ー「未来のために必要」とコメントがありましたが、たしかに事業面、組織面で大きな変化を迎えたタイミングでしたよね。
中山:
「ALLSTOCKER」サービスを通じて培ったネットワークや業界知見を生かして2021年2月にローンチした「注文アプリ」について、オンラインレンタル領域におけるデファクト化が見えてきたこと、そして、それに伴いSORABITOの描く未来を本気で信じてくれる社内外の仲間たちが増えてきたことは大きいですね。実際、今、メンバーの過半数は2020年以降の入社なんですよ。
もちろん、時が経つに連れ、SORABITOの活動のフィールドは更に大きく広がり、相応に組織規模も拡大してゆく筈です。そしてその過程では、これまで以上に様々な挑戦が待ち受けているであろうことは想像に難くありません。
そうした中で、目指すべき針路、核となる価値観や行動規範無しには、組織は容易に瓦解し皆路頭に迷ってしまうのではないかと思います。
現在の羅針盤となると同時に、事業規模も組織規模も数百倍、数千倍になり、SORABITOが顔も名前も知らない人々で溢れた世界で、それでも組織を繋ぎ止めるものをつくりたい、そんな想いから今回のプロジェクトを発足させたのです。
MVV見直しPJの進め方
▶︎ SORABITOをつくりあげたエッセンスをメンバーにまず共有
ーMVVの見直しプロジェクトをどのように進めようと考えていましたか?
中山:
まずは創業初期からのミッション「世界中の明日をつくる(Construct Tomorrow)」がいつ、どのような文脈や空気感の中で生まれたものなのかを、メンバーに対して語ってみることから始めました。というのも、MVVを見直すにせよ見直さないにせよ、これまでのSORABITOをつくりあげたもののエッセンスを共有した上でなければ、未来を見据えた本質的なディスカッションはできないと考えたためです。
とはいえ、ミッション自体については度々口にしていたものの、それが生まれた瞬間を振り返り、その時の感情を言葉にするのは存外難しく、また、なんだか気恥ずかしくもありました。
しかし、蓋を開けてみれば「うん、それがSORABITOですよね」なんて反応だった。
特段議論が生じることもなく、早々に「ではこのミッションを実現するためのビジョン、バリューを見ていきましょう」と。その場は努めて冷静に振る舞いましたが、こうしたメンバーのリアクションは、実は私にとっては非常に嬉しく大きなことだったのです。
ーたしかにSORABITOのミッションはメンバーの共感が高いんだなと再認識しました。普段、冷静沈着でスマートに仕事をされる中山さんが心踊ったというのが嬉しいです(笑)。個人的には経営メンバーだけで決めるのではなく、現場の意見を存分に取り入れてもらえたとても良い機会だったと思います。
ミッションの誕生秘話
▶︎ 世の中に確かな価値を提供し続ける存在でありたい
ー次に、ミッションの中身を具体的に紹介したいのですが、中山さんは創業期からSORABITOに在籍されています。このミッションが生まれた背景を教えてください。
中山:
「世界中の明日をつくる」というミッションは、創業初期に、深夜の名古屋のカフェでいつもどおりミーティングをしていた際に考えたものです。ミーティングと言っても、当時の私達にはまだ世に発信すべきサービスやプロダクトが何も無く、ふわふわとした将来の展望を取り留めもなく語り合うだけでしたが……
その日のミーティングのテーマは「コーポレートサイトづくり」だったのですが、そのコーポレートサイト上で表現したいSORABITOの姿が定まっていないため、すぐに議論が行き詰まる。これはミッションが存在しないせいではないかという話になりました。
今思えば、無限に広がる未来の可能性ばかり無邪気に口にしていた私達が、自分たちのあるべき姿・いるべき場所といった視点で物事を考えた、初めての瞬間だったのかもしれません。
ここからはミッションの解釈文にもある通りですが、「これまで色々と話してきたけれど、どうやら共通して言えるのは、僕たちが作りたいのは一過性の人気サービスやプロダクトではなく、例えば水道や電気、道路のように、人々の暮らしや明日の景色をつくることに寄与する何かだよね」と。
そこから「世界中の明日をつくる」という言葉を思いつくのに時間はかかりませんでした。「つくる」をどのような表現で置き換えるかについては少しだけ悩みましたが、創業以前から青木さんが建設分野の課題解決に強い関心を持っていたことを受け、”Construct”としたのです。
ー創業当時から全くブレていないんですね。ミッションの解釈文にある「将来の長きに渡り世の中を支え続けるような『仕組み』をつくる」という表現が僕は大好きなのですが、ここに込められた想いがあれば教えてください。
中山:
2つあります。ひとつは、SORABITOのバリュー「Open」にもありますが、個々の顧客の課題解決に尽力しつつも、その取り組みが業界やサービスの未来にとってどのような意味を持つのかという広い視野を持ち続けたいという想い。余談になりますが、この点については、社内のみならず、現行サービスの顧客の皆様からも共感の声が寄せられており、嬉しい驚きでした。
もうひとつは、何十年、何百年という時が経ち、自分たちがSORABITOからいなくなった世界においても、世の中に確かな価値を提供し続ける存在でありたい、そのための「仕組み」をつくりたい、という想いです。
ーお客様からも共感いただけるのは本当に嬉しいですね。そして、後世に残るものを作りたいという熱い想いは、今のSORABITOメンバーに共通するものだと感じます。
次回は、ミッションの中間目標であるビジョンをご紹介します。2022年から内容を一新しましたが、その背景を青木(代表取締役会長)、博多(取締役社長)の2人に聞きました。ビジョンを支えるSORABITOの独自性や顧客との関係、今後の事業展開などにも迫ってみましたので、是非ご期待ください。
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