おっぱい解放宣言
暑い。
暑すぎる。
こんな暑さの中でブラを着けるのは地獄だ。
胸に一枚余分に布を巻き付けているだけで
体感温度はかなり上がる。
ワイヤー入りだとそこに締め付けが加わる。
なぜブラなんて着けなければいけないのか?
バストトップが目立つと色々と差し障りがある。
目の前につんと立っているバストトップがあるだけで
お互い気まずい。
失礼だ。
それはわかっている。
でもやっぱり窮屈だ。
私は頸椎にヘルニアがあり、
去年、一昨年とその痛みに苦しんだ。
それ以来窮屈なブラはトラウマになった。
今はワイヤーもない、まさに「乳バンド」的なブラを着けている。
盛れない、映えない、育てもしない布。
そう言うとさえないブラに聞こえるかもしれないけれど
これがとてつもなく楽なのだ。
本当に着用感がない。
でも、おっぱいが収まるべきところに収まっている感覚がある。
バストトップの存在もちゃんと消せる。
そんなブラにも弱点がある。
夏は暑い。
そして汗をかくと臭くなる。
ポリウレタンと綿なのでそうなるのも仕方ない。
ああ、もうどうすればいいのさ。
そう思って、もういっそのこと家の中ではブラを着けるのをやめた。
宅急便の急襲には
分厚いエプロンをプロテクターにして備えよう。
おっぱいの解放をここに高らかに宣言する。