困ったときに押すボタンを使ってみた
小学生低学年。
小学生で1年生の壁と言われていたかと思えば、中間反抗期なるものがあるようだ。
もともと聞き分けがいいとは言えない僕。
「これをやったら」と交換条件を言い出すようになったり、調子よく約束しても思い通りならなかったらイライラをぶつけられたり、いろいろありすぎる。
友達との関係で楽しく過ごしたいと思っていても、気持ちを言葉で伝えられなかったことですれ違ったり、前から予定があると言われているのに「友達と遊びたい」「約束したんだよ」と言い出す。
お友達中心になってきたことはいいとして、当たり散らされるのは勘弁してほしいものだ。
先日「見るだけだから」は結局「これが欲しい」と言い出し、目につくものが欲しくなって感情のコントロールができず暴走してしまう始末。
言葉が出てこない時には物にあたったり、私にパンチをしてくる。
小さい頃はネコパンチぐらいだったが今は体力がついてるし、キーッとなってしまうと手加減なんてわからない。
こちらも体力をつけて受け止めるがミット打ち程度ならまだしも、サンドバックには絶対にならないと決めている。ここはぶれない。
理由をつけておもちゃが欲しいと言い出したので、私も買ってみた。
その名も「こまりますボタン」200円。
乗り物好き、ボタン好きにはたまらない。
好きすぎて工場見学に行ったぐらいだ。
あんなにDAISOのおもちゃ売り場でウロウロしていたのに、なぜ目に入らなったのだろう。僕も興味津々。
保育園児の時『ピン・ポン・バス』シリーズ本をよく読んでいて、バスに乗った時の押しボタンが好きになり「いつでもピンポンバスボタン」を購入。本を読み進めながらボタンを押していた頃を思い出した。
「とまります」に似たイントネーションで「こまります」。
お困りの方はこのボタンを押してくださいと書いてあるが「お客様、それは困ります」風に聞こえる。
寝る時間をとっくに過ぎているのに寝ない。
早速、連打してみた。
「こまります」
「こまります」
「こまります」
笑いながら寝てくれた。
「早く寝て!!!」と言いたくなるところをお困りボタンで解消。
私のクールダウンに一役買ってくれたのはありがたく、吸盤付きなので押しボタンにはいい感じ。
そのうち私に「それ、やめてね」と僕もボタンを押してくるだろう。
お互いに口調が強くなりそうな前に、使ってみようと思う。
これから使う頻度が増えそうだ。
電池、買っておこう。