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上履き洗いの宿題

保育園時から小学校での練習を兼ねて上履きを使っていたが、汚れはあまりなかった。
毎日、どんな履き方をしているのだろう。
小学生になって、本当に何でここまで汚れるのかが不思議だ。

ある日。
連絡帳を見ると「うわばきをじぶんであらう」と書いてある。
生活科で、上履きを洗ってみよう学習でもあるのか。

早速、宿題に取り組む。
40℃ぐらいのお湯に、フマキラーのつけピカ(靴の洗剤)と上履きを入れ30分ほどつけ置きし、上履きブラシで洗って、水で洗剤を流してから乾かす。以上!

フマキラーと聞けば殺虫剤と思い浮かぶが、家庭用洗剤もあると後に知った。

ゴシゴシゴシ。ゴシ、ゴ、、シ。
上履きブラシの使い方、コツがつかめない。
私が「ここはこうして」と言ったところで、「わかんない」「できない」「もーやだ」になってしまっては困る。

右足は私、左足は僕が洗う形のマンツーマン方式を採用。
結論、宿題を手伝ってしまったと思ったけれど、これは仕方がない。

「先生、すみません。半分手を貸してしまいました。」心でお詫びをしつつ汚れの落とし方を伝えると、上履きは白く輝きを取り戻した。
まずますな仕上がりに僕は満足し、上履きをシューズハンガーにかけている。

私は子どもの頃、上履き洗いにカネヨ石鹸の『ちびっ子』を使っていた。
定番と思っていた商品がドラッグストア等の棚替えで他の洗剤に変わってしまい、ちびっ子探しをしていたこともあって、今の上履き洗い事情が気になった。

というのも以前、靴洗い洗濯機を買おうかなと調べていたけれど、緊急性がないので保留にしたまま。

他のご家庭はどうなんだろう?
洗濯機を使っているお宅もあるのか?

「上履きは、このようにして洗わなければならない」ということはないし、洗い方は自由。
だからこそ個人的に興味がある。
時短で綺麗になる方法であれば取り入れたい。

僕に「みんな、どのように洗ったって話してた?」と聞いたら、ほぼ手洗いで洗濯機利用はいなかった。

小さな洗濯機をあえて買わなくても、普通の洗濯機で上履きを洗うお宅はないのだろうか。

「ボタン一つで終わりました」的な宿題の答えになっていたかもしれないが、それはそれで時代なんだと思う。

こんなに便利な世の中だ。
あえて買わずに今あるものを最大限利用する意味として、使えるものは使ったほうがいいと思っている。

ネット検索すれば、洗濯機で洗うやり方は山ほど出てくる。
正直に言えば、洗濯機で上履きを洗う勇気がないのだ。
勇気がないというか、抵抗があるというか。
ただ、それだけなのかもしれない。

再び持ち帰った上履きがあまりにも汚れがありすぎたので、私がゴシゴシしすぎたら上履きがボロボロになり、学期末まで持ちこたえてくれればいいと思いきや、願いむなしく買い替え。

自分の持ち物をボロボロになるまで使いこなすことは満点だとしても、大事に使う段階にはまだ達していないのか否か。

本人なりに大事にしているようでも、傍から見ると乱暴というか使い倒している感じとでもいうか。

私の上履き洗いは宿題のままだ。


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