【豊岡演劇祭2024】舘そらみの脚本家講座がとてつもなくクリエイティブ。〜公式プログラムになりたい〜
ソラロクの永井です!
今回は舘そらみが『豊岡演劇祭2024』のフリンジプログラムとして参加した脚本家講座に制作として密着した日のお話です。
いやぁ、ワクワクした。
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脚本家講座の概要「脚本家講座とは」
脚本家講座は、コロナで演劇祭のサポートを受けながらの自主開催となった2021年を合わせて2年連続3回目の実施。(ありがたや)
講座の時間は約150分。
参加者は脚本家として、舘そらみ扮するプロデューサーと二人三脚で作品のアイディアのタネ(作品の骨子になる部分)を作りあげ、プレゼンし作品の魅力を伝える=企画成立を目指すところまでを擬似体験することができます。
舘そらみ曰く、「脚本家はセリフを書く人と思われがちだが、実はセリフを書く段階はだいぶ終盤。」だそう。
どういう物語にしていくか、どういうテーマにして何を伝えるか、そんなことをゼロから考え、それを吹き込む設定や人物を作り上げていくことこそ脚本家の仕事であり、それを体験できる講座ということになります。
講座の様子「凄まじいスピードでのクリエイション」
一人一人がテーマを決め、登場人物を作り、シーンを作っていき、参加者は思い思いに舘そらみに質問をしていく。
舘そらみはそのひとつひとつに「ここはもう一人登場人物がいたほうがいいね」とか「もうちょっと困難さをあげてみよう」みたいにアドバイスをしていきます。(本当はもっと細かく)
このアドバイスの様子は毎年見ていますが、「いやぁ、流石。」と言わざるを得ないくらい、あり得ないスピードと精度で返していきます。
ちなみに、舘そらみはこういう創作の場になると明らかに目の奥が開きます。
ほら。
舘そらみがいくら凄まじいスピードで壁打ちをしていくとはいえ、一人では一度に十数名が限界なんだよなぁ。
もし、だれか一緒にやってくれる脚本家様やプロデューサー様がいたら、もう少し多くの方に体験していただけるかも?
もしそんな奇特な方がいらっしゃいましたらお声がけください。
参加者の声(ありがたや)
ここで、超絶ありがたい参加者の声を紹介します。
いやぁ、ありがたいですし、みなさんおっしゃる通り、本当にあっという間で、一人一人の想像力と、それを堂々とプレゼンする作品への愛には驚かされるばかりでした。
そしてプレゼン・・・「遠慮はいらない」
創作の時間もあっという間に過ぎ、最後は一人2分間のプレゼン。
お約束は、ひとつだけ。
『今日だけは自分の物語を超面白いと思うこと。遠慮は一ミリもいらない。』
「自分が面白いと思わないと、誰も思ってくれないよ。」とプログラム内で舘そらみは何度も繰り返していました。
結果、そんな心配など要らなかったと思うくらい、皆さんとっても楽しそうに生き生きと自分の物語を語ってくれました。
舘そらみもこんな表情や、
こんな表情に。
思わずメモを取る場面も。
一人ひとりが超個性的で、
「物語は今日この場所から始まります」とか、「この物語が全世界にムーブメントを起こします。」みたいなことを超真剣に語り、本当にそうなるんじゃないかみたいなワクワク感すらある。
この講座のテーマでもありますが、本当に一人ひとりは自分が思うよりクリエイティブなんだなぁと思わされます。
物語を作るなんて特別な人しかできないと思い込んできたけれど、物語を作るために必要な妄想力みたいなものはみんなに備わっている。
少しのコツと、「それ面白い!」と後押ししてくれる人がいたら、物語はどんどんと面白く育っていくような、そんな気がしました。
この講座では、その少しのコツと、「それ面白い!」の後押しをお渡ししますので、ぜひ、機会があればご参加くださいませ。
最後はお約束。「アイディアはみんなだけのもの」
最後はみんなで記念写真。
ここでもお約束を一つだけ。
「ここで出たアイディアは絶対に盗作禁止!」
どうしても実現したいときは、そのアイディアを出した人に声をかけて、一緒に作ること。
それは舘そらみも含めてのお約束として、毎回この場を締めています。
改めまして、ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。
このなんとも言えない高揚感と、創作の沼に迷い込んだような感覚は、ぜひ一度皆様にも味わっていただきたい。
ぜひ次回、どこかで。たくさんのご参加をお待ちしています。
近々は、この脚本家講座を更にブラッシュアップし、セリフやシーン作りまでを行う+最後に俳優が演じる豪華合宿を南伊豆のローカル×ローカルさんと共同で開催します。
詳細はこちら⬇︎
※枠を広げて締切を10/15まで延長中!
ぜひ一緒に創作の沼にハマりましょう。
ちょこちょこ開催しますので、SNSのフォローなどお願いします。
し、毎回「人が集まってくれるんだろうか」の不安の中開催していますので、コメントなどで要望をくださいますと、喜んで何度でも開催しますのです。
ここで育った物語を繋げていく方法も考えながら。
しかしながら、毎年聞こえてくる声はプログラムの独自性含めて超好評なのだが、公式プログラムになれる可能性というものはあるのだろうか。10枠限定は公式というには少し物足りないか?
毎年レジデンスと組み合わせたりしてなるべく長く居られるようにしたり、逆に圧縮して滞在費を抑えたり、持続可能な形を模索していたりします。
いや、フリンジに採択いただけるだけでも超ありがたいのだが、まだまだ形や提供方法を変えていくことで、プログラムとして提供できることはたくさんある気がするんだ。
そのためにも一緒にやってくれる脚本家・プロデューサーを募集中です!
広報&制作の永井が書きました。
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