私というひと〜自分史〜その32
【長文です。長文嫌いな方、興味がない方は読むのをお控えくださいね。】
【自分史なのでもちろん実話です。】
35 ウチの息子と。
あれから時は流れて。そのうちになぜかご縁があって、うさぎを飼うことになりました。生まれて数カ月の小さな手乗りうさぎ。ミニウサギという名前でした。
これは後で知ったのですが、うさぎの雑種という意味で、必ず小さいわけではないみたいで。
でも私はずっと小さいのだろうと思っていました。
仕事をして親の面倒を見て、経済的に余裕がないしそんなに子供好きとはいえない私。今は子供いらないと思っていたので(旦那さんは欲しかったらしい)私はうさぎを長男だと思い、可愛がっていました。
もちろん大家さんには内緒。うさぎは鳴かないし、きちんと掃除を怠らなかったら大丈夫と思っていました。
すごく可愛くて、よく抱っこしていました。部屋中走り回るほど元気でした。
そのうちに旦那さんの転勤が決まって。
そんなに遠い街ではなかったので、ついてくる?って感じでした。
別々にいるという選択もあったかもしれないけど、家計的に無理。
そもそもここは田舎でしたが、転勤先はもっと田舎。それでも私は今の仕事に区切りをつけて、ついていく事を決めました。
仕事の契約期間があったので、その期間内は旦那さんは転勤先まで通ってくれました。
春先に引っ越しをしました。
引っ越しは私の人生で何回目なんだろうか。
6回目?かな?
親は決して転勤族ではなかったのに。
親の都合で引っ越して。
でも今回は納得のいく引っ越しです。
大家さんに挨拶をして。
引っ越しはいいけど、普通のマンション。
うさぎを飼っているので、だめと言われたらどうしようと、内心ドキドキしてました。
大家さんに言うと、
「おお、カナリヤだろ?」
と笑って答えてくれました。
本当に嬉しかった。よかったと思いました。
マンションの部屋は2階建ての2階の端っこ。
今までは1LDKでしたが、2LDKになり、面積も広い。収納もあるし、住宅手当でほとんど家賃はかからず。しかも以前からよく行っていた大きな都市に更に近くなり。週に1回とか行けるように。
田舎だけど、不便のようで、便利。
とても住みやすかったです。
私の仕事も、同じ系列がたまたまその街にあり。前に働いてた社長さんがそこの代表さんに声をかけてくれていて、数ヶ月後、仕事復帰。
あっという間にその街に馴染みました。
旦那さんの仕事もとても順調でした。
そして、いつの間にか。
お腹に子供ができました。
正直子作りは私はその当時苦手。子供もすぐに欲しいとも思わず。
でも旦那さんの親にはすごく急かされていました。それが嫌だったけど。
だから子作り回数は本当に少しだけ。
数えられる程度。
なので本当にびっくりしました。
あー、あのときのね。
くらいの数の少なさです(笑)。
その状態で妊娠するとは…。出産が怖いなぁ。
仕事も動いたり、重いものも持つ仕事だったので職場に相談すると。
すぐ辞めて
と言われました。
それは理由がありまして。
前に、大丈夫なのでギリギリまで働かせてくださいという人がいたらしいのですが、働いてる最中に流産したそうです。
なので、こういう場合は即辞めてほしいと。
それは仕方がないですよね。
すぐに辞めました。
そして、専業主婦になりました。
着々と母親になる準備をするのでした。
そして、旦那さんにも父親になる準備をしてと言ってました。
赤ちゃんに対しての知識や認識。
自分の子供なんだから、ちゃんとしてくれるだろう。そう思っていました。
その考えは甘かった。
次回に続きます。
長文読んで頂いてありがとうございました。