潜在意識を使ってみた②
私は中学2年まではそれなりに勉強ができる子でした。
一学年250人ほどいるうち20位ほどでした。
高校は母も姉も通った田舎の進学校A高に、当然私も行くつもりでした。
でも担任の先生は、ギリギリで危ないし、
たとえ受かったとしてもついていくのが大変だから、
ランクを落としたらいいと言われました。
でも私はA高に行くことしか考えていなかったので、A高を受けました。
結果は運よく受かりました。
当然受かるものとのん気に思っていました。
しかし、入ってからが大変でした。
みんな優秀なのです。
先生に言われた通りです。
当たり前のことですが、ギリギリの成績で入ったので、
1年の中間テストでは下から数えて50番という結果です。
そこで気を取り直して頑張ればよかったのですが、
私は頭悪かったんだ~とのん気に勉強をしなくなってしまいました。
正確に言うと、どうやって勉強をしていいのかわかりませんでした。
そして進路を考える時、
またのん気に大学に受かったら心理学、
落ちたら絵の専門学校にでも通おうと気楽な思いでいました。
偏差値は37……💦
ところがある日、推薦入試の募集要項を見ていると、
受験資格37以上の学校があるのです。
二流大学ですが、偏差値37の私にとってはレベルの高い大学です。
何故こんなに偏差値を低く設定しているのかなと疑問に思いつつも、
単純にラッキー!受験できる~という喜びでいっぱいでした。
当時心理学部はとても人気で、
その大学も毎年推薦入試の倍率が9倍でした。
そのことも理解した上で、
先生に推薦状を書いてほしいとお願いしにいったところ、
「お前は無理だ。受験料がもったいないからやめなさい」
とあっさり切られてしまいました。
話をきくと、A高からはその大学は一人しか取らないのですが、
学年上位の子が受けるというのです。
あの子か。知ってる。
頭のいい子。Nさん。
それでも試しに受けてみたいと一週間職員室に通って頼み込みました。
先生もしぶしぶ推薦状を書いてくださいました。
そして、結果は…
ご想像通り、見事に合格。
先生に報告に行くと一言、
「何が良かったのかな~???」と首をかしげながら、
何度も何度も合格通知の中から、
Nさんの番号を探していらっしゃいました。
この時もなぜか私は合格することしか考えていませんでした。
さて、ここではどのように潜在意識を使っているのか、
もうおわかりですよね。
潜在意識なのか運なのか、わかりませんが…
奇跡は起こるものではなく、
奇跡は起こすもの!
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