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20240916 京都の繁華街を歩くなら、自分は四条通よりも三条通の方が好き

京都の繁華街といえば、四条通りがやっぱり中心になるだろう。
今は、インバウンドなどの影響もあって京都駅も凄くにぎわっている感じがあるが、中心地とは言い難い。
四条通の東端には八坂神社が有って、西に向かって歩いていくと祇園やら辻利、漬け物屋さん、南座など川端通りに出るまでのお店を見て回るのも確かに楽しい。
四条大橋を渡って、大きな百貨店などを冷やかしながら歩くのもいい。
四条大橋よりも西側は、高さ制限が有るとは言えビルばかりでもある。
それが、自分にはちょっと京都らしいと感じないのだ。

じゃあ、何が京都らしさか?
そう問われると、自分の場合には明治時代に日本の最先端を進んでいった面影に触れることのできる三条通だと答えたい。
京都という街は、たしかにとても長い歴史の上に成り立っている。
しかし、朝食ではパンを食べる率が日本で一番高く、それこそ明治期に入ってきた洋風な意匠を取り入れた建物がたくさん有るのだ。
そうした、最先端を走ろうとしていた心意気が、それこそ今も残っている。

三条大橋から南を向いて撮影
数日前にも紹介した豆菓子のお店と、シャッターは閉まっているがタワシの専門店。漫画「舞妓さんちのまかないさん」にも出てくるお店。
昔からある明治屋。関西で成城石井があちこち出来るまでは、この明治屋がちょっとハイソなモノを扱っているお店という感じが有った。
リプトンの専門店も三条通りの中にある。
寺町通りと交わるところのお店。和洋折衷と言う言葉がこれほど似合う建物もないのでは。
かわいらしいビル。
ギャラリーなどがあって、10年以上前にここで針穴写真の展覧会に招待されて見に行ったことが有る。
時計屋さん。
三条通りと交わる道は、昭和時代に建てられたであろう機能一辺倒のコンクリート建てが多いが、間にちょこちょこ昔ながらの木造家屋が残っていたりする。
理化学機器を扱っているお店のウインドゥ。島津の古い看板もかかっていたりする。
読んで字の如く、足袋屋。
おそば屋さんの看板。これはこれでものすごく昭和感満載。
旧日本銀行京都本店。今は京都文化博物館として使われている。ここを右に曲がると新館などもあって、この辺は大規模なギャラリーが多い。
中京郵便局。
中京郵便局、その2
中京郵便局、その3

まだ、ほかにもたくさん有って、じっくり写真を撮って回りたいくらい。
高田渡が良く通ったイノダコーヒーは、立て替えられて工事中。
もう少しでオープンという状態に見えた。

三条京阪から烏丸三条まで、普通に歩けば10分から15分くらいかな。
地下鉄で2駅分くらいなるけれど、昔ながらの京都の建物を活かして、今風のショップがたくさん並んでもいる。
こじんまりとした感じもあって、人通りも四条通ほど多くないので、歩きやすい。
ぶらぶらするにはホントに丁度良いのだ。

人ごみがイヤな方は、三条通はオススメだと思う。

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