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20240913 おそらく40年ぶりくらいに食べたもの

京都の三条大橋の西詰めに、船はしやという豆菓子やおかきを売っているお店が有る。
小さい頃、良く祖母につれられて三条までやってきては、ここであられや豆菓子を買ってもらった。
昨日、この前を通ったときに、あまりにも懐かしくて店先まで行って、何が売っているのかを見てみた。
そうしたら、子どもの頃に必ず祖母が買ってくれたモノを見つけた。

白い豆菓子。
「塩豆」という。
豆に塩のコーティングがしてある、昔からあるお菓子だ。
それこそ、祖母と一緒に京都を歩くのなんて40年近くしていないはずだから、その時に買ってもらって以来だとすると40年ぶりになるわけだ。

これを買ってから、鴨川の土手を歩いたり、バスに乗って嵐山まで出掛けたり。
ぽりぽりベンチに座って食べるのだけれど、これをハトにあげてハトを追っかけ回すというのが幼い頃、大好きだった。
そんな昔のことを思い出させてくれた。

京阪で京都へ出てきて、嵐山、伏見稲荷に八坂神社、成田山不動尊などといったところに良く連れていってもらった。
そして、そうしたところには必ずこうした豆菓子を売っているお店が有ったはず。
だから、そうしたところで塩豆を買っては、食べながらハトに豆をやって、それこそハトぽっぽの歌を歌って遊んでいたのだ。

そんなことを思い出しながら食べていたら、このお店がいかに昔ながらの感じを残しているか、その貴重さが見えてくる。
こういう店が長続きして欲しいなぁと祈るばかり。
祈るばかりではなく、三条へ出掛けたらこれから必ず毎回寄って、買って帰ることにしよう。

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