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20221228 最後のレモン・ハート
好きな漫画がまた一つ終わりを迎えた。
「Barレモン・ハート」
古屋三敏さんがお亡くなりになり、終了を迎えた。
昨日発売された37巻が最後となる。
40台も後半にさしかかり、これまで憧れだった存在の人達であったり、人気のあった方がなくなられていく。
順番だから仕方が無い。
ここ数年は、自分にとって特にものすごく影響のあった作家や漫画家などといった人が亡くなられている感じがある。
ゴルゴ13、釣りバカ日誌、総務部総務課山口六平太、あぶさん・・・。
ああ、好きな漫画ばっかり。
音楽にしろ、文学にしろ、芸術にしろ、作品として残るものがあるというのは、凄いなぁと想う。
それが、100年残るかどうかはわからない。
しかし、今手元にあるものは残り続ける。
芸能活動を引退するといった吉田拓郎さん。
全国ツアーはラストといった中島みゆきさん。
藤子不二雄Aさんにさいとうたかおさん。
最後まで「アニキ」と慕われた水木一郎さん。
闘魂、アントニオ猪木さん。
「恋愛中毒」という本で衝撃を受けた、山本文緒さん。
こういうのって、自分の人生が本当に後半戦に入ってきているという事なんだろうなと、妙に納得したりする。
自分にも、終わりが近づいているという事なのだろう。
それは、父が亡くなって13年。
母も高齢となり、入退院を繰り返すようになってきていることもあり、そうした覚悟みたいなものも必要になってきているところでもあることからも、実感として沸いてきている。
レモン・ハートの話に戻ると、最後までレモン・ハートだった。
余りお酒が飲める体質ではないけれど、それでもちょっとのお酒を美味しく楽しく飲むことの出来るきっかけになったのは、この漫画のおかげでもある。
ウイスキーに興味を持ち好きになったのは、この漫画がきっかけ。
作品が残ることで、その作品が人の世の中から必要とされなくなって消えてしまわない限り、作者の魂は生き続けるのではないだろうか。
語り続けられるものになれば良いのになぁと思う。
この作品は、完全に男性向け、しかも大人向けという狭いニッチなニーズではあっただろうが、色々な人の人生をきっと豊かにしたに違いない。
それは、自分にも当てはまる。
お酒のうんちく漫画の元祖。
この本は永久保存版になると思う。